ITベンチャー界のカリスマ、けんすうさんが語る寄付とは

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みなさん知ってます?12月は「寄付月間」なんです。
社会を良くしていくために、寄付を考え、寄付をしようよ、と。

そんなわけで、フローレンスに寄付してくださっている方のコメントをご紹介いたします。
「nanapi」などのウェブサービスを運営されているけんすう(@kensuu)こと古川健介さん。

彼は、寄付について、こう語ります。

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僕が好きだったのは、「日本にいて日本で起業できるというのは、日本という社会のインフラを使わせてもらっているから」というなにげない一言。

多くの人は、あんまりそれって意識しないですよね。「俺が成功したのは、俺がすごいから」ってなりがち。でも、優秀なスタッフが来てくれるのも、彼/彼女を育んだ公教育があり、家族がいて、地域社会があるから。

契約が守られるのも、裁判所と法制度がワークしていて、悪いことをしたら捕まえてくれる警察機構が腐敗していないから。

事故が起きたら新しい規制ができてくれるのも、政治や行政が一応は機能しているから。

こういう目に見えない、当たり前のような「インフラ」って、タダじゃないんです。税金で寄付で、みんなの努力で維持しないと、簡単に崩れ落ちていってしまいます。

僕は、ITでイノベーションを創っていっているけんすうさんのような起業家が、自社や自分の周りの市場環境だけでなく、そういう広い視点を持っていることに感激したし、起業家としての「新しさ」も感じました。

こういうタイムの起業家たちが増えていって、僕らのようなNPOと連携して言って、ベンチャーとかNPOとか枠組み関係なく、新しい時代を創っていけたら素敵だよね、って、強く思います。

*僕らフローレンスにとっての寄付の意味とは?こちらで読めます。
http://florence.or.jp/donate/


編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2016年12月20日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。