「文春砲」命中の蓮舫氏が「新潮砲」被弾の初鹿氏解任は選挙区目当て?

八幡 和郎
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民進党青年局長を事実上更迭された初鹿氏(Wikipediaより:編集部)

『民進・蓮舫代表が激怒「ラブホに女性連れ込み未遂」報道の初鹿明博氏が青年局長辞任』という記事が産経新聞に載っています。

民進党の若手でも有数の理論派だっただけに残念です。しかし、この蓮舫代表の解任理由はまたまた突っ込みどころ一杯でブーメラン直撃の可能性があります。初鹿さんといえば、先日の拙稿の追伸1で、【蓮舫さんは怖いイメージなので可愛らしいゆるキャラを選定して民進党の顔にする(笑)】と言及したように、「20日に新たな党公認キャラクターの最終候補4点を発表し、初鹿明博青年局長は(蓮舫)代表は怖いイメージがあるので、かわいさを重視したと語った」(読売新聞12月20日)ということが話題になったばかり。これを見て初鹿さん大丈夫かなと思ったのですが、案の定です。

しかし、22日発売の拙著『蓮舫「二重国籍」のデタラメ』(飛鳥新社)でも取り上げましたが、旦那さんをペット以下とテレビで豪語した蓮舫さんが、「事実関係を確認しているが、内容は女性に対する言動(として適切)ではない」などといえるのでしょうか。さらに、昨日発売の『週刊文春」では、「嫌われ蓮舫11人の踏み台男」という…特集が組まれ、ブラックな経済人との「謎の90分」とかいうことで不倫疑惑を指摘されています。「新潮は信用できるからダメだが文春は信用できないからセーフ」とか「男がおんなを侮辱するのはダメだが逆はいい」ということなんでしょうか。

初鹿局長の辞任そのものは仕方ないかも知れませんが、その前に辞任すべき人はいるはずですし、また、自分も同等以上に週刊誌で叩かれているのですから、鬼の首をとったように首を宣告するのでなく、周囲からそういう声が上がってくるのを待って残念そうに辞任をみとめるくらいしたほうがいいのではと思います。もっとも、もしかすると、これで自分の出馬する選挙区が東京で空いたとご機嫌なのかも知れません。

蓮舫「二重国籍」のデタラメ
八幡和郎
飛鳥新社
2016-12-21