お金から自由になるために必要な「7つのポートフォリオ」

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時間とお金が人生における2つの大きな制約要因です。お金の制約から解放されるために重要なのは、収入の源泉を多様化することです。なぜなら、それによってリスク分散することができ、お金に振り回される生活から脱出することが可能だからです。

自分が今まで収入を得てきた手段を分類してみたら、7つのポートフォリオに整理することができました。

1.組織に所属して稼ぐ収入
多くのビジネスパーソンは組織の中で働いているはずです。私も25年間で4つの会社を渡り歩きましたが、収入の安定性ではこの方法が一番かもしれません。しかし、大企業であっても、業績が急激に悪化したり、リストラに追い込まれるケースは珍しくありません。安定感の中で油断しないことが重要だと思います。

2.自分で組織を作って稼ぐ収入
独立して仕事をする。あるいは、今後は副業で自分の会社を運営する人も増えてくると思います。組織に所属するよりはスタートアップのリスクが高くなりますが、時間の自由もあり、意思決定が自分でできるという喜びがあります。全て自己責任で、結果を出さなければなりません。これだけで生活を成り立たせるのも1.と同じようにリスクが大きすぎます。

3.ビジネスに出資することで稼ぐ収入
他の人が始めるビジネスの株主となる方法です。私も、数社の株主になって投資していますが、全て知り合いが経営している会社です。潰れてしまった会社もありますが、IPO(株式公開)する会社も出てくるかもしれません。ハイリスク・ハイリターンな収入源で、収益化に時間がかかることもありますから、これだけを当てにするのはやめた方が良いでしょう。

4.金融資産に投資して稼ぐ収入
投資信託、FX、といった金融資産で資産運用する方法です。資産をグローバルに分散し、コストを下げて、10年単位の投資であれば、安定した成果を生み出すことが可能だと思います。詳しく知りたい方は、シリーズ15万部のこちらの書籍を是非ご一読ください。

5.国内不動産に投資して稼ぐ収入
国内の不動産に投資する方法としては、中古ワンルームマンションや、一棟ものの収益物件があります。他の資産と異なる特徴は、国内の金融機関から融資が受けられることです。金融資産よりインカムが大きく、シニア層に向いた投資と言えます。詳しく勉強したい方は、昨年発売のこちらの書籍を是非ご一読ください。

6.海外不動産に投資して稼ぐ収入
国内不動産と海外不動産は別ものだと思ってください。海外不動産は融資を受けるハードルが高く、為替リスクもあります。また新興国の場合、カントリーリスクも考えなければなりません。その見返りとして比較的高い家賃、将来の価格上昇期待、円安による為替差益といったメリットが狙える投資対象になります。詳しく知りたい方は、こちらの書籍をご覧ください。

7.新しい投資対象に投資して稼ぐ収入
太陽光発電投資、アンティークコイン、ワイン、現代アートといった今までに無かった投資対象も情報収集しながら資産の一部を配分しておくべきだと思っています。

この全てから収入を得る必要はありませんが、少なくとも3つ以上に収入源が分散されていれば、1つがダメになっても他の収入でカバーできるようになりますから安心です。1と2は自分が働いて稼ぐ方法、3以降はお金に稼いでもらう方法になります。

収入源を多様化することができれば、組織から離れるリスクも小さくなり、お金だけではなく時間の自由も手に入るようになっていきます。資産運用において分散投資が重要であるように、収入についてもポートフォリオ的な発想で、分散していくことが変化の激しい時代では益々重要になると思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年1月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。