世界の国内総生産(GDP)、国別動向といえば度々話題になるテーマです。
世界銀行によると、米国の比率が24.32%(18.03兆ドル)で堂々トップ。2位はもちろん中国で14.84%(11兆ドル)、2010年に日本を追い抜きました。3位は日本で5.91%(4.38兆ドル)ですよね。
続いて4位のドイツが4.54%(3.36兆ドル)、5位が英国で3.85%(2.86兆ドル)、6位がフランスで3.26 %(2.42兆ドル)ですが、本当だったらカリフォルニア州が2.46兆ドルで6位に食い込みフランスは7位に転落するところです。カリフォルニア州を除いた順位を追っていくと、7位はインドで2.83%(2.09兆ドル)、8位はイタリアで2.46%(1.82兆ドル)、9位はブラジルで2.39%(1.77兆ドル)。10位にカナダが入り2.09%(1.55兆ドル)となります。
こうしてみると、米国のGDPの存在感が目を引きます。4位から10位を全て足しあげても約16兆ドルと、米国に到底届きません。
でも、数字の羅列じゃ覚えられませんよね。そんなあなたに朗報です。調査会社ハウマッチがひと目で分かるチャートを作成してくれました!
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(出所:Howmuch.net)
国別ではなく、地域別に視点を移すと世界が変わります。最大のシェアを誇る地域はアジアで、33.84%に達していました。日本と中国が牽引するほか、トルコを含めた国の数で力強さを発揮しています。2位は北米で27.95%、3位は欧州で21.37%となり、トップ3地域のGDPで83%を占めます。
地域格差も如実に表し、南米(ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、コロンビア)では4%、アフリカ(南アフリカ、エジプト、ナイジェリア)なんて1.5%に過ぎません。
果たして50年後、世界経済の地図は塗り替えられるのでしょうか?
(カバー写真:Jacques Caffin/Flickr)
編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2017年2月23日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。