意識高い系を自認するなら手づくりスイーツはいかが?

写真:ケンズカフェ東京にて撮影

数年前であれば、ホワイトデーは、チョコ返しがメインであった。そのためチョコレート単体の需要が圧倒的だった。最近では、一般的なスイーツが台頭している。ショコラ、モンブラン、ブラウニーなどの伝統的なチョコレートケーキをはじめ、マカロン、ワッフル、クッキーにいたるまでバリエーションも豊かになっている。

全国菓子工業組合連合会、チョコレート・ココア協会など業界団体のデータによれば、チョコレートの取扱額は、2月がもっとも多く、つづいて、12月、3月となっている。しかも取扱額は年々増加しており高価格帯チョコが売上伸長傾向とある。

昨今では、バレンタインデーや、ホワイトデーの慣習を見直すような声も聞かれているが、消費者の反応は異なるようである。消費者の反応が異なるなら、ここは機転を利かせてデキル男を演出し社内でも株をあげておきたい。

■手づくりスイーツで株をあげる

こんな時にチャレンジしたいのが、手づくりスイーツだ。お返しは気持ちを込めて手づくりで伝えたいもの。これまでも簡単なガトーショコラのレシピを紹介してきたが好評だったので、詳細な手順を公開したいと思う。レシピの公開は、ケンズカフェ東京(東京・新宿御苑前)の氏家健治シェフ(以下、氏家)監修のものである。

同店のガトーショコラは、フジテレビ「有吉くんの正直さんぽ」、TBS「ランク王国」、日本テレビ「ヒルナンデス! 」「おしゃれイズム」「嵐にしやがれ」などで紹介されたことがあるので、ご存知の方も多いことだろう。

なお、公開しているレシピは、氏家が通常使用している手順をベースにしている。少なくとも、このとおりに正しく手を進めてもらえれば、1本600gの、小麦粉不使用、グルテンフリーのガトーショコラが完成する。

<ガトーショコラのレシピ>
材料(1本 600g)
・チョコレート (カカオ分70%)200g
・全卵(M玉、約4個)180g
・無塩バター170g
・グラニュー糖 70g

<作り方>
無塩バターを刻んでボウルに入れます。チョコレートをボウルに入れます。湯煎をして、ヘラで混ぜ合わせながら溶かします。-A

Aに、グラニュー糖を加え、ホイッパーで混ぜ合わせます(グラニュー糖は溶けきらなくても構いません) 。-B

常温の全卵をホイッパーまたはハンドミキサーで溶きほぐします。網で漉してやめらかにしておきます。

Bを湯煎したまま、溶きほぐした卵を4回に分けて加え、混ぜ合わせます。

グラニュー糖が溶けきり、ツヤと粘りが出るまで、よーく混ぜ合わせます(ガトーショコラ生地の完成です)。-C

Cを、クッキングシートを敷いたパウンドケーキ型(20㎝)、またはデコレーションケーキ型(15㎝)に流し込みます。

190度に設定したオーブンで18分前後、焼き上げます。※ここ重要。焼きすぎるとレアな食感が無くなってしまう。

上面の焼き具合が「中央が少しレアな感じ」でオーブンから取り出します。

粗熱をとってから型から取り出し、完成です。

■ポイントは「焼き」である

なお、作りかたのコツも紹介したい。最初の段階でチョコとバターを溶けやすいよう細かく刻むと作業がはかどる。クーベルチュールチョコレートは、カカオ分70%前後が最適。グラニュー糖の量は好みに応じて調整すること。手順はそれほど難しくはない。

個人的には、「焼き」が最も難しいパートだと考えているが、ぜひ頑張ってチャレンジしていただきたい。日頃、お世話になっている方へのお返しに、手づくりガトーショコラはいかがだろうか。間違いなくあなたの評価は高まることだろう。男性の皆さまにとって何らかの参考になれば幸いである。

尾藤克之
コラムニスト

<セミナー受付を締め切りました>
アゴラ出版道場、第2回は今春予定です。それに先立ち導入編となる初級講座が毎月開催中。次回は3月7日(火)の予定です(講座内容はこちら)。ビジネス書作家の石川和男さんをゲストにお招きして“先輩著者”の体験談もお聞きできます(お申し込みはこちら)。

初級講座は、毎月1度のペースで開催しています。1月31日開催の「第4回アゴラ著者入門セミナー」の様子はこちら。