こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
昨日はきたる都議選の公認予定者が一同に介して、都政勉強会&国政勉強会が行われました。
小池支持派、6月1日に全候補者擁立へ(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース
私は百条委員会の協議会があったため、途中からの参加になりましたが、後半の国政研究会は内閣府規制改革推進会議の委員などを歴任した八代尚宏先生から、
「規制改革と国家戦略特区」
についての講演をしていただきました。よく誤解を受けますが、あくまでまず「都政・東京都」として国策の中で何ができるか模索するのが、国政研究会の一義的な目的です。
特に知事が鈴木亘顧問とともに力を入れている「混合介護」についてが主な内容でしたので、この点についてはまた後日、政策としてまとめて何か書きたいと思います。
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そしてこの場でいよいよ、都民ファーストの会の綱領が発表されました。綱領(党綱領)というのはまさにその政党・組織がどのような性格を持つのかを示すものであり、各政党の綱領を読み比べてみたりするのも、政治マニア(誰?)にはたまらない娯楽の一つといえます。
【参考】
立党宣言・綱領 | 自民党について | 自由民主党
https://www.jimin.jp/aboutus/declaration/
民進党綱領
https://www.minshin.or.jp/about-dp/principles
綱領 | 公明党について | 公明党
https://www.komei.or.jp/komei/platform/
日本維新の会 綱領
https://o-ishin.jp/policy/outline/
など
都民ファーストの会の綱領は、やや情緒的だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、こうした個性・らしさが大切なのだと思います。
そしてこの綱領を実現するための政策集は、現在鋭意作成中であり、連休前の発表を目指しています。お問合わせの多い党HPについても、早期の完成を急ぐ所存です。
国政や外交も含めて慌ただしい動きが続きますが、まずは地方政治から、地に足の着いた活動を続けていきます。
綱領全文は以下に掲載いたしますので、ぜひご一読いただけますと幸いです。
それでは、また明日。
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都民ファーストの会 綱領(案)
平成29年4月
宇宙から夜の地球を見た時、世界は大きな闇と、偏在する灯りの塊に見える。その灯りの塊の最も大きなものが、東京を中心とした輝きである。
その輝きは、東京という大都市の力であり、経済の大きさであるが、同時に、そこにある一つひとつの灯りの下に、人々の生活があり、営みがあることを政治は想像できなければいけない。
一つひとつの灯りが揺らいではいけない。
もちろん、全体の輝きが褪せてもいけない。
この20年の硬直した都政の下で、アジアの金融拠点はシンガポールに、物流拠点は上海に、ハブ空港は仁川に後塵を拝しつつある。東京が産業構造の変革の波の中で、世界をリードする絵図を描けているか。少子高齢化が叫ばれながら、福祉対策の転換を導いているか。老朽化する都市は輝きを失うのではないか。様々な危機に対する準備は万全か。これまでの延長線をなぞるだけの都政でよいのか。
だから、今こそ「東京大改革」の旗を私たちは掲げる。
「東京大改革」とは、首都東京を、将来にわたって、経済・福祉・環境などあらゆる分野で持続可能な社会となりえるよう、新しい東京へと再構築すること。東京の魅力ある資産を磨き直し、国際競争力を向上させること。都民一人ひとりが活躍できる、安心できる社会にステージアップすることである。
そのための大原則を「都民ファースト」「情報公開」「賢い支出(ワイズスペンディング)」とする。私たちが自らの名に「都民ファースト」を冠するのは、都政の第一目的は、都民の利益を最大化すること以外にないと考えるからである。一部の人間、集団の利益のために都政があってはならない。
私たちは、旧来の勢力に囚われている都政を解き放ち、躊躇なく東京を活性化し、行政力の強化を行う。区部のさらなる発展を図り、多摩・島嶼振興を積極的に推進することで、東京2020オリンピック・パラリンピック後も輝き続ける首都東京を創造していく。
今日よりも明日、明日よりも未来に希望がもてる社会を描くため、私たちが「東京大改革」をすすめていく。
おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。