ポテチ品切れ問題は、現代の米騒動になるか ?

常見 陽平


日本人が暴れる瞬間の法則のようなものがある。それは食に関わる問題が起こったときだ。米の価格急騰に伴う暴動事件、米騒動などがわかりやすい。食文化とイデオロギーのようなものを描いた傑作であるこの本にもそんなことが書かれていたような。暴動にまでは至らなくても、食に関する話は普段の会話になったり、ネット炎上につながったりもする。ペヤングの出荷停止問題などは記憶に新しい。大騒ぎにはならなくても、「今年は野菜の◯◯が高い」「今年は◯◯が手に入りにくい」みたいな話は日常的に話題になる。

ポテチ品切れ問題は、現代の米騒動になる、のだろうか。ジャガイモの不作が響き、湖池屋、カルビーなどが相次いで一部のポテトチップスの販売を休止・終了している。本日、朝日新聞の名物コラム「天声人語」でも触れられていた。

(天声人語)ポテトチップスの販売休止:朝日新聞デジタル

Facebookなどを覗いてみても、近所のコンビ二で品切れだった様子などが投稿されている。それだけポテトチップス(通称:ポテチ)は身近な食だと言えるのだろう。

今回は、台風の影響が大きい。異物混入、表記の詐称など企業の不祥事などによるものではないだけに、やり場のない怒りを感じる人、複雑な心境の人もいることだろう。

今回のじゃがいも不足は、昨年、北海道に台風が上陸したことによる農作物への被害によるものだが。8月だけで3つ上陸するというのは、前代未聞である。もっとも、やや意地悪な言い方をすれば、日本のポテチ文化は、「北海道のじゃがいも畑を、台風が直撃しないこと」という前提でなりたっていたとも言えないか。自然による被害は常に想定の範囲外のことが起こる。

このポテチ騒動もまた我々の生活の前提を問い直すものである。我々の日々の「小さくても確かな幸せ」について前提を考えてみたい。

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まったくの余談だが、ネットオークションなどに頼らずとも、ポテチを入手する方法を教えよう。それは、成城石井など、ちょっと高めのスーパーで、フラ印ポテトチップスなど、高級ポテチを購入することだ。もともと単価が100~150円ほど高い分、庶民は買わない。味には大満足。私は昨日、外苑前の成城石井でいくつかゲットした。ぜひ、トライして頂きたい。


最新作、よろしく。Amazonでは品切れになってしまった。お店でぜひぜひ。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2017年4月15日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。