坂本冬美さんが三度ノーギャラで歌った中島(松山市)

松山のすぐそばに、離島があるのをご存知ですか?

忽那諸島(くつなしょとう)。
古くは藤原家を祖とする忽那水軍が活躍し、南北朝時代には南朝とも深いつながりを持ちました。

その中で最も大きな島が、中島。
中島の大浦港には、ひとつの歌碑があります。

歌碑

演歌歌手・坂本冬美さんの「白いかおりの島へ

1989年。まだデビューしたばかりの坂本さんが歌ったこの曲を、島の人たちは、何年経っても大事にしていました。

2004年。そのことをNHKが取り上げた際に、すぐに、当時の町の教育長がNHKに駆け込み、坂本さんの公演をお願い数百人の住民も、「島に来てください」と坂本さんに手紙を送りました。

その熱意に打たれた坂本冬美さんがノーギャラで公演。地元の方々も、全て手づくりでステージをつくり温かく迎え入れたとのこと。以来、3回公演。

みんなで力を合わせ、人と人のつながりを大事にする島には、まちづくりの文化が根付いているのではないでしょうか。歌手、オリンピック・・・地域が「ひとつ」になる何かを見つけ、仲間を集めていくことが大事ですね。

もっと知りたい!
汗をかかない日本は嫌いだ!(逆手塾・和田芳治さん講演)

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<井上貴至のプロフィール>
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68458684.html

<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち
学生・卒業生への熱いメッセージです!
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<井上貴至の提言>
杯型社会に、求められること
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編集部より:この記事は、愛媛県市町振興課長(総務省から出向)、井上貴至氏のブログ 2017年4月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『「長島大陸」地方創生物語~井上貴至の地域づくりは楽しい~』をご覧ください。