選挙の争点となりえる「ローカル」な政策課題とは

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

先週末は地元活動を中心に行動し、日曜日は「十條龍神きつね祭り」に最初から最後まで参加をさせていただきました。

好天にも恵まれ、たくさんの「きつね」たちが参列して商店街を練り歩き、大盛況でした。

きつねがシンボルである地元・いなり幼稚園の卒業生としては、帰宅内の「きつね系イベント」には胸が高鳴ります^^

十條龍神きつね祭りは今回が第一回目ということで、今やすっかり北区王子の年末風物詩となった「狐の行列」のように、地元に愛される催事として定着して欲しいものです。

さて、地元を回っていると、ありがたいことに色々なところで呼び止められ、様々な声をいただきます。やはり十条地区近辺でもっとも多いのは、計画が乱立する一連の道路整備・再開発問題です。

都議選は都政全体を占うものとはいえ、中選挙区制度で各区に選挙区が別れている以上、こうしたローカルな課題に対するYes / Noも投票先を決める争点の一つとなりえます。

北区・十条エリアの再開発関係に対して、各勢力のスタンスを区分けすると、こんな感じでしょうか。

自民党:賛成
公明党:賛成
共産党:反対
わたし:賛成(ただし、条件付き)

※おときた個人の見解による

基本的にこうした公共事業に対しては、政治家に積極的に声をかけてくる人には反対派が多く、賛成派はサイレント・マジョリティになりがちです。

目先の選挙のことだけを考えれば、反対派の人に対しても玉虫色の回答をしておくのが一番いいんでしょうけど、私はかねてから何度もブログで取り上げているように、自分の立場はできる限り鮮明にしています。

4年前、新人という立場であれば、

「勉強中」
「皆さまの意見に耳を傾けていきたい」

というスタンスでも許されたかもしれませんが、1期4年を務めた今、民意の審判を受ける意味でも自分の立ち位置ははっきりさせておくべきだと思っています。

しかしながら、これはポーズでもなんでもなく、反対派の意見にも耳を傾けるために意見交換には常に応じてますし、集会に出かけていってはボコボコにされたり、激しく言い返したりしています(苦笑)。

【参考過去記事】

ヒートアップして有権者と激論をしてしまったので、反省中でございます…【十条駅再開発】
http://otokitashun.com/blog/daily/11543/
「○○計画に反対しないと、落選運動をするぞ!」という呪いの言葉は、政治家に対して逆効果では
http://otokitashun.com/blog/daily/13923/

また、これもリップサービスでもなんでもなく、賛成には「条件つき」というのも本当です。

再開発や道路整備の必要性は認めているものの、行政の進め方に関しては大いに不満を持っており、改善の余地が多々あります。

「反対派」といっても様々で、原理的な反対主義者と折り合うことは難しくても、先行きの見えない不安や説明不足による不満を抱えている方々は、対話を重ねることでかなりの程度まで納得して下さる可能性はあるはずです。

【参考過去記事】

テープを垂れ流す説明会では、住民の説得は不可能。都は広報コミュニケーション戦略を抜本的に見直すべし
http://otokitashun.com/blog/daily/13047/

住民とのきちんとした対話の中で、計画の一部修正などもありえるかもしれません。

一方的な説明会と短い質疑応答だけではなく、本当の「意見交換」ができる規模でのテーブルを設けるべきだと思っていますし、いま現在もまさにそうした働きかけを都に対して行っています。

選挙というのは見方を変えれば、こうした地域課題に政治家たちが強制的に向き合う最大の機会でもあります。

私自身も自分のスタンスをしっかりとお伝えし、多くの皆さまの審判を仰げるよう、引き続き地域まわりを精力的に続けていきたいと思います。

それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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