これから相当強烈な逆襲の「小池砲」が飛んでくるか

都庁サイト「知事の1日」より(5月10日、市場のあり方戦略本部ヒアリングの模様から:編集部)

まあ、今回はしてやられましたね、というあたりで、軽く受け流しておくことですね

図星を指されても動じないところが小池さんのタフな由縁だろう。

鬼の首を取ったように喜んでおられる人があちこちにいるようだが、3日経てば、大方の皆さんは忘れていらっしゃると思っておかれた方がいい。

残るのは、早く決まってよかったですね、という安堵感ぐらいで、これで小池バッシングが拡がるなどと思っていたらいずれ勘違いに臍を噛むことになる。本当の戦いを目前にしている時は、あまり戦線を拡げたりあちらこちらで小競り合いを繰り返すようなことは止めておいた方がいい、というのが鉄則である。

まあ、官邸の人たちはそれなりに策を練ったようだから、今回の情報戦は如何にも一本取ったような高揚感があるだろうが、そんな高揚感はあっという間に吹き飛んでしまう。これから3週間の間に相当強烈な小池砲が飛んでくるかも知れないと、今の内に身構えておられることだ。

何も飛んでこなければ結構、飛んできても結構、ぐらいな柔軟なスタンスでこれからの戦いに備えられたらいいと思う。

小池さんの側は既に公認候補予定者を41人、推薦候補予定者を10人選定済みということだから、野田数という代表がかねてから公言していた60人程度の候補者を都民ファーストから擁立するという宣言はそのとおり実現されるようである。

候補者の数を揃えるというのは結構大変な作業で、これぞという人に声を掛けても、おいそれと、はい、わかりました、と言って立候補してくれる人はいない。選挙を知っている人はともかく、選挙を知らない人をその気にさせるのは大変だと思っていた方がいい。

この人はいいぞ、と思う人ほど尻込みするものである。
これから名前が上ってくる10人余りの人は、皆、それぞれにそれなりの可能性を秘めた人たちばかりだと思う。

まあ、選挙に通じた人から見れば未熟者、とか素人と言われてしまうのは止むを得ないが、それだけ伸びしろが大きい、発展の可能性がある、ということだと思っていたらいい。

アゴラの編集長が、こんなことを書いたらまた小池派の私が怒るだろう、などと書いておられる一文を拝見したが、私は、ただニヤニヤしているだけである。

確かに一本取られましたね、と認めはするが、致命傷ではない。

乞う、ご期待、というところだ。

今回の都議会議員選挙の争点は、ただ一つ。小池イエス、小池ノーの二択

小池派にとっても反小池派にとっても、争点は絞っておいた方がいいだろう。

小池さんにノーと言いたい人は、そういう投票をすればいいし、小池さんにイエスと言いたい人は小池さんが支持する人に投票すればいい。

簡単なものだ。
小池さんにとっては信任投票のようなものだから、一人一人の候補者の知名度が低くても差し支えない。
そこそこの人が名乗りを上げてくれるのだろうから、選挙の態勢が十分整っていなくてもよしとしておいた方がいいだろう。
小池さんがやりたくて出来なかった冒頭解散を、1年後の7月にやるんだと思えばいい。

小池さんの支持率がピーク時より3割くらい下がってきているような雰囲気があるが、これは仕方がない。

潮に満ち干があり、月に満ち欠けがあるようなもので、自然の摂理には逆らえないところがある。
すべてを受け容れるのがいい。
すべてを楽しむのがいい。

まだ小池さん本人は黙っていた方がいいと思うが、7月の都議会議員選挙の後はいよいよ衆議院選挙である。

都議会議員選挙後を見据えて、そろそろ、皆さん、動き始めた方がいいだろう。
そろそろですよ。

そう、申し上げておく。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年5月12日の記事から「都議選」関連のエントリーをまとめて転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。