今週の週刊ダイヤモンドは第一特集が「不動産投資の甘い罠」。不動産で失敗した人たちの事例を前半に紹介。後半で「勝ち組」の人たちが秘訣を紹介という構成になっています。
不動産投資といっても、その投資対象は様々ですし、うまくいくいかないの要因にも個人差があります。株式投資で儲ける人がいれば、心配して一文無しになる人もいるのと同じです。「不動産というものは・・・」と一般論で語ることには意味が無いのです。
しかし、やってはいけない不動産投資というのは存在します。例えば、相続税対策でニーズのない場所にアパートを建ててしまう。賃貸ニーズがそもそもないのに無理やり賃貸住宅を建てても借り手は見つかりません。サブリースという建設業者が家賃保証するような仕組みで、収支を計算し、途中からハシゴ外しされてしまえば、価値の無い建物が残るだけです。
1棟ものでも高利回りに惹かれて中古の物件を精査しないで購入し、後から多額の修繕費用が必要になって、売却せざるを得なくなるケースもあります。また空室率が想定以上になってキャッシュフローがマイナスになってしまって、売却しようと思っても売れなくなってしまい、大幅な損切りになってしまった人もいます。
ワンルームマンション投資で失敗している人もたくさんいます。多くは新築物件を高値で購入してしまい、毎月のローンの持ち出しに耐え切れなくなってしまった人です。
このように不動産投資にはリスクがあります。週刊ダイヤモンドが特集するくらい「不動産はワナだらけ」なのです。だから、このような特集記事を読んで、不動産は危ないと思う人は、これ以上不動産と関わらない方が良いでしょう。
世の中には、せっかく知識を得ても実践しない人や、やったことも無いのに批判しかしない人がいます。でも、いくらお勉強しても、批判をしても、残念ながら自分の資産が増えることはありません。だから、そんなことに時間を費やすのは、もったいないと思うからです。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2017年6月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
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