山尾氏と犬猿の仲の蓮舫の代理人弁護士が倉持氏

八幡 和郎

民進党サイト等より(編集部)

すでにアゴラでも山尾志保里氏の不倫疑惑については2回投稿しているが、Facebookにネットで見付けた情報などをもとに軽い投稿をすると「いいね」が殺到。「民進党は二重国籍がバレても代表になれるが、不倫は疑いだけでも幹事長になれないというのが面白い」という私の投稿には2日で「いいね」が2000件を超える反響があった(関連記事『二重国籍で「代表は○」不倫だと「幹事長は×」の民進党』)。せっかくなので、アゴラの読者にもアトランダムだが、披露しておきたい。

いずれにしても、こんな不倫騒動などを延々と議論するのは馬鹿げた事なのだが、山尾氏自身が過去に宮崎前代議士の不倫騒動を厳しく批判するなどしていたし、それをテレビなども大きく取り上げていたのだから、山尾氏のケースは報道しないわけにもいかないということだ。

山尾氏のことはそれなりに評価していた。蓮舫氏の二重国籍問題が生じたときに、「法的にも事実関係においても真っ黒。代表なんかになるべきでない」という主張を党内でされていると側聞していた。しかし、その一方で、「保育所落ちた、日本死ね」という非常識な女性のつぶやきを取り上げて流行語に仕立て上げたことにはガッカリさせられた。

このギャップがなにかといえば、この人にとっては、「国家はどうでもいいが、それが作った法律は神聖」だと言う事なんだろう。

私も法学部出身だし、そんな出来の悪い学生でもなかったと思うが、国家より法律の条文の国語辞典的な解釈が大事というのは本末転倒だと習う。検事さんとか弁護士さんとかしていると、法文至上主義になるんだと改めて感じた。

その蓮舫氏が4月20日の記者会見で、こう語っていたこともまた今回蒸し返されている。ネットの時代は、ブーメランのたねに事欠かないようだ(笑)

「自民党には、奥様が出産して里帰りをしている間に不倫をされて(議員を)お辞めになられたという前例もありますから、そういう前例をよく考えていただいて、みずから判断されるべき事態だと思っております。」

東スポによると、

「女の闘いも勃発!山尾志桜里衆院議員は、男女の関係はないと強がったが、党内ではとっくに四面楚歌。それもそのはず、お相手の倉持麟太郎氏は蓮舫前代表の二重国籍問題の担当弁護士だったのだ。蓮舫氏は山尾氏の不倫相手が倉持氏とは夢にも思わず”あり得ない。こんなことが許されていいのか!”と激高。かねて山尾氏とは犬猿の仲で知られるだけに、厳重処分を訴えていたという(趣旨を要約)」

とのことだ。

そりゃ、自分の弁護士が天敵と見られる山尾氏と親密な関係が週刊誌で取りざたされたら、蓮舫さんも浮かばれないのはたしか。こういうのは、違法でなくとも弁護士倫理には反しないのだろうか。

用意した紙を読み上げるだけで、質問なしで記者会見といえるのか。元検事ではないか。これから自民党議員もこれで済ませばよい。安倍夫人もこれなら森友でごめんなさいといえば終わりにできるからやればよいのだ。

8日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』によれば、倉持麟太郎弁護士の妻が直撃取材に対し、「軽い脳梗塞が出て、主人の勧めで療養の為に実家に帰っていた」とコメントしていたようでなんとも気の毒としか言えない。