排除された民進党議員はどうなるのか

この2人の行き先は?(民進党サイトより:編集部)

小池新党が民進党候補者をどう選別するかが話題になっている。少しでも当選者を増やすためには、原則全員、公認すれば良いというのもひとつの考えだが、小池新党が成功するためには、今回、議席を一議席でも多く取る事でなく、もし、政権を取ったときに『成功』することだ。

そのためには、外交・防衛・憲法などで小池党首の方針が気に入らないと言って反抗する人は入れない方が良い。党内民主主義をまったくは否定できないのだから、最初から排除しておくしかない。

少なくとも小池氏が将来に於いて首相になって成功したいなら、岡田、野田、菅直人、辻元、長妻、枝野、赤松あたりは有害無益だろう。参議院では、有田、小西、蓮舫、福山、山本太郎なども当然だ。しかし、もっとも有害なのは小沢一郎だと思うがそれはどうする。入れないとか、あとで斬るつもりなら尊敬するが。

ただし、公認しないといっても、全面排除するとは限らなくて良い。現職については、普通に考えれば10人程度を排除して公認するのだろう。新人、元職については、世論調査で良い線にいっているのを希望や維新の候補者と競合しない限り公認するのでないか。残りだが、①推薦、②支持、③対立候補を立てない、④対立候補を立てるという4段階に査定すればよい。一律に扱わないのがミソだ。

フランスのマクロン新党では、入党を希望したうち、バルス元首相などは、候補者を立てないと言う事で我慢してもらった。バルスの考え方は、マクロンと相反しないが、イメージが悪くなるからだ。

もちろん、①②③は共産党と協力しないという条件が守られる限りであるべきだ。また、排除された人たちが、それが恒久的なものかどうかは別としては、新党を結成してもいいのではないか。

その新党は社民党と一緒になればよい。そして、小池新党は、必要に応じて協力の対象にすればよい。連立の相手とできるかどうかは、民主党政権のときの社民党のように、安直に連立離脱をいわないかどうかではないか。