誤りは認め、責任を果たし、前に進む。それぞれの決断、出処進退

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

離党届の提出から一夜明け、昨晩の段階ではメディアに対して「保留(収受状態)」と説明されていた私の離党届ですが、今朝方連絡があり、協議の結果離党が「受理」されたとのことです。

除名ではない寛大な処置をされたことに感謝するとともに、短い間でしたが大変お世話になったことを改めて感謝いたします。ありがとうございました。

久しぶりにメディア出演も解禁され、ご覧になった多くの方から叱咤激励、ときに厳しいご指摘をいただいております。

できるだけ出演時などにも謝罪の言葉を入れるようにしているのですが、

「言い訳を述べる前に、まずは反省・謝罪の意思を見せることが先ではないのか?」

というご意見が届きましたので、改めまして「都民ファーストの会」のおときたとして活動し、その期待を裏切ることになってしまったことに対して、深くお詫びを申し上げます。

誠に申し申し訳ありませんでした。

豊洲市場移転問題を始め、組織の中で自分の考えを充分に反映できなかった政策課題は多々あります。

またその過程において、組織人として行動する中で、必ずしも適切ではないこともあったと思います。

これからはしがらみのない立場で、自らの行動や選挙で掲げた公約を一つ一つ検証し、間違っていたことについては率直に過ちを認め、訂正していきたいと考えています。

そして間違っていた部分については、しっかりと認めた上で説明責任を果たし、今後は正しい方向に政策が向かうように尽力していくことが私の責務だと考えています。

検証するのに少し時間が必要になると思いますが、必ず総括して参りますので、お待ちいただければ幸いです。

私は離党や辞任など、政治家の「出処進退」と呼ばれる行動については、最後は自分ひとりで決めるものだと考えています。

「離党にあたって、小池知事に相談はしなかったのか?」

というご質問も多くいただきますが、上司と部下という関係でもありませんし、小池知事自身も様々な出処進退をひとりで決めてこられたわけですから、私も今回は特に事前相談することなく、ひとりでこの決断をさせていただきました。

また今回、上田と二人で離党をするにあたり、前期4年間の苦楽を共にした両角みのる都議とは別々の道を進むことになりました。

「どうして3人で一緒じゃないの?」

という理由については、各々の決断がありますので、両角都議のブログを御覧ください。

政治家の出処進退

仲間たちとの別れは本当に寂しいものですが、この世界で同じ理念を抱き続ける限り、また道が交わることもあるでしょう。

それぞれの立場から、都政を前にすすめるべく切磋琢磨していきたいと思います。

記者会見でお話しきれなかった理由や背景については、活字メディアもインタビューで文字にして下さっています。

過激なタイトルがついたりはしておりますけども(苦笑)、ぜひこちらもご一読いただけますと幸いです。

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それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 34歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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編集部より:この記事は東京都議会議員、おときた駿氏のブログ2017年10月6日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。