ちょうど2年前の2015年10月、私は
という記事を書いた。
2011年に、34にまで議席数を減らしたカナダ自由党。
新民主党にも負け、野党第二党に転落する。
しかし、若きジャスティン・トルドー氏が党首に就任してから反転攻勢が始まり、2年後の2013年には、184議席を獲得し一気に政権の座に返り咲いた。
ものは、やりようである。
現実的な外交・安全保障政策と、中間所得層に手厚く分配するリベラルな国内政策。
愚直に訴えれば、必ず活路は開ける。
希望の党は、今こそ、カナダ自由党に学ぶべきだ。
「民主党は、カナダ自由党に学べ」より
19日に開票が行われたカナダの総選挙で、中道左派政党であるカナダ自由党(Liberal Party of Canada)が勝利をおさめ、10年ぶりに政権に復帰した。
実は、このカナダ自由党、2008年に103議席から77議席に減らし、2011年の選挙では、さらに34にまで議席を減らし、壊滅的敗北を経験した政党である。
それが、2年後の2013年、2008年の初当選からわずか5年しか経っていない当時41歳のジャスティン・トルドー氏を党首に選出してから、党勢の回復が始まる。
そして、この若きトルドー党首が率いるカナダ自由党は、今般2015年10月の選挙で、見事に単独過半数を超える184議席を獲得し、政権に復帰したのである。
10年間の野党時代、34にまで減らした議席数を一気に184議席まで回復させたことは、驚異の偉業だ。
中間所得層の減税と高所得者層の増税を提案するなど、政策もリベラルだ。
学ぶべき点が多い、と思う。
編集部より:この記事は、衆議院議員・玉木雄一郎氏(希望の党、香川2区)の公式ブログ 2017年10月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はたまき雄一郎ブログをご覧ください。