昨今はスマホを手放すことができない人が増えているようです。
「食事をしながら」「歩きながら」「テレビを見ながら」「仕事をしながら(?)」…等々、ついスマホに目がいく癖ができてしまっているようです。
かくいう私も、一日に何度かスマホに目を向けるので、決して偉そうなことは言えません。
待ち時間などはとても便利だと感じています。他人に迷惑をかけないのであれば、スマホに頻繁に目がいくことは決して悪いことではありません。独居老人などにとっては、スマホでつながっていることが命綱になることもあるでしょう。
スマホによって甚大な影響を受けているのは、出版業界、テレビ業界、はたまた飲食店あたりでしょうか?
限られた時間をスマホに向ける人が増えれば、他に充てる時間がなくなりますから。
多くの人がスマホよりも優先するのは、ライブではないかと私は考えています。
音楽だけでなく寄席や歌舞伎のような芸能、スポーツ観戦などすべてのライブが含まれます。
私は神宮球場の六大学野球をよく観戦に行くのですが、ほとんど観客は試合中は試合に熱中してスマホから目が離れています。
試合がだらけた時やチェンジの時にスマホを取り出す人が何人かいますが…。
とはいえ、テレビの野球中継を観ていたら、スマホの使用頻度はライブの何倍、何十倍にも増えることでしょう。これは音楽や芸能のライブでも同じで、テレビなどの映像だとはスマホの使用頻度が急増するはずです。
私なりにこの違いを解釈すると、次のようになります。
スマホもテレビも画面を通した二次元映像であり、物理的な距離が離れている点でも共通です。
しかし、ライブは完全な三次元(時間の経過を含めれば四次元)で、物理的な距離が近くてアーティストや選手の熱気や息遣いが伝わってきます。
こうなると、断然リアリティに勝るライブの方に人間は惹き込まれていくはずです。「何となく毎日が単調だな~」と感じる人がいたら、是非ともライブをお勧めします。
音楽でもスポーツでも、スマホで見慣れた光景が全く違って感じられるはずです。リアルな作品に触れることのできる美術館もいいかもしれませんね。
もっとお手軽に楽しむのであれば、少年野球や少年サッカーの試合などを覗いてみるのもいいでしょう。
きっと新鮮な驚きがあると思いますよ。
編集部より:このブログは弁護士、荘司雅彦氏のブログ「荘司雅彦の最終弁論」2017年12月26日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は荘司氏のブログをご覧ください。