相撲協会は「女人禁制が伝統」と言っていますが、史実を紐解くと明治までそんな伝統はありませんでした。
これだけでも噴飯モノですが、さらに彼らの欺瞞が強調されるできごとがありました。
昨年10月の記事です。
フェラーリ、創立70周年記念イベントを開催│大相撲の聖地・両国国技館の土俵で10億円のラフェラーリ・アペルタを公開!?(オートックワン)
土俵の上で、めっちゃ車乗ってます。
車は良くて、女性はダメなんですか?相撲協会さん。
女性はモノ以下なんでしょうか。
しかも、フェラーリはイタリア企業ですが、イタリア語で車( la macchina )は女性名詞だそうw
相撲協会、全然整合性取れてないじゃん。
こんな滅茶苦茶な団体が、公益財団法人を取っている事そのものが、同じく公益社団法人の理事長をやっている自分からすると、全く納得行きません。
内閣府の公益等認定委員会は、公益法人の運営に箸の上げ下げまで口を突っ込んでこられますが、なぜ相撲協会の女性差別は看過し続けるのでしょうか。全く意味が分かりません。
与野党の国会議員の皆様におかれましては、ぜひ相撲協会の公益認定について、突っ込みの質問を入れて頂けますと幸いです。
そして相撲協会さん、日本人だけだった相撲界に外国人を受け入れ、横綱にまで育てている懐の深い貴方達が、女性を受け入れられないわけがありません。
捏造された伝統は捨て、生まれ変わりましょう。
*注)イタリア語で車が女性名詞だというのは、経済学者の 安田洋祐先生からご指導いただきました。感謝です。
編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2018年4月9日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。