新「希望の党」を設立しました

皆さま、連休はいかがお過ごしでしたでしょうか?

さて、メディア報道でお騒がせしておりましたが、私はこの度、改めて希望の党を立ち上げ、代表に就任致しました。5月7日に記者会見を行い発表しましたので、ご報告します。

昨年の総選挙で生まれた希望の党ですが、党内で理念・政策や路線をめぐって考え方の違いが表面化していました。私たちは、旧民進党の復活を目指して数合わせすることには断固反対し、あくまでも、総選挙での公約の実現を目指し、改革保守の理念・政策を貫き、希望の党を自立・発展させるべきだと訴えてきました。そうしなければ、総選挙でご支持いただいた皆さまを裏切ることになると考えました。

しかしながら、両者の溝は埋め難く、連休前に合意の上で分党を決定致しました。

民進党から総選挙直前に希望の党に参加した多くの議員は、民進党と再び合流し、国民民主党という新党を結成するとのことです。

私たちは、希望の党の結党の理念・政策を継承し、さらに発展させるために、改めて希望の党という新党に結集しました。政党にとって大切なのは、「数合わせ」ではなく「理念・政策」であるという信念の下に行動しました。

私たちの目指す改革保守の理念とは、政治家の利益ではなく、国家・国民全体の利益を最優先する国民ファーストの政治理念です。国政を透明化し、常に情報を公開し、既得権益、しがらみ、不透明な利権を排除する改革の政治です。

私たちの目指す改革保守の政策とは、憲法の改正に前向きに取り組み、外交・安全保障については現実主義に徹する。一方で、国内政策については、利権政治を打破し、国民ファーストの視点に立って、政府を厳しくチェックし、必要ならば対案を出し国民に選択肢を提示するというものです。

さらに、私たちの目指す改革保守の路線とは、政・官・業の癒着の中で利権にまみれた自民党政治を打破し、一方で、何でも反対の抵抗ばかりの野党政治も否定し、国民ファーストの立場に立って、「第3の道」を目指すという新たな挑戦です。

巨大与党に対抗するには大きな器が必要として、ご都合主義で政党の離合集散を図るのでは、政治の信頼は生まれません。政党の存在意義は、数合わせではなく、あくまでも理念・政策にあると考えます。

私たちはたった5人の小さな政党での再スタートですが、改革保守の理念・政策の旗を高く掲げ、国民の皆さまと共に、国民ファーストの新しい政治を実現するために活動を続けて参ります。そして、国民ひとりひとりに、日本に、未来に、希望がもてる社会をつくるために、清新で信頼される政治を実現する覚悟です。

ご心配をおかけしましたが、皆さまにはどうかご理解を賜り、今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

平成30年5月7日

希望の党代表・参議院議員
松沢しげふみ


編集部より:この記事は参議院議員、松沢成文氏(神奈川選挙区、希望の党)のブログ2018年5月7日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は松沢しげふみ公式ブログをご覧ください。