これが自民党の底力だなあ、と感心している。
来年の統一地方選挙に向けて自民党の地域支部があちらこちらで候補者の公募を行っているようである。
自民党が候補者公募を積極的に進めるようになったのは、いつの頃からだろうか。
政治に志を立てた方は、積極的に応募されたらいい。
候補者の選考が公平に行われて、本当に実力と可能性に溢れた人が自民党の公認候補として選ばれて行くのなら、公募をすればするほど自民党は強くなる。
野党の皆さんもそれなりに候補者の公募をされているのかも知れないが、今の状況では応募者の確保が大変だろうと思う。
自民党の場合は、自民党の公認が得られれば、自民党の公認候補だと言うだけで投票してくださる有権者がそれなりにおられるはずだから、自民党公認は一種のブランド価値がある。
昨年の場合は都民ファーストにブランド価値を認める人が多かったが、一年で様変わりした。
それなりの実力と可能性を秘めた人でも都民ファーストのブランドだけで当選出来るかどうかは、今は何とも言えない。
マイナスになることはないだろうが、かつてほどプラスにはならなさそうだ。
それでは、立憲民主党や国民民主党はどうか、ということになるが、コアの支持者を除いていわゆる浮動票へのアピール度はそれほど高くなさそうなので、今の時点でどれほどのブランド価値があるのかよく分からない。
私の元秘書は、自民党の公認を得て、県会議員や区議会議員に当選している。
政治に対して志を立てた若い方々にお勧めするとしたら、今は、やはり自民党だろう。
もっとも、最近の自民党は党員集めのノルマが厳しいらしい。
党員100名を集めるというノルマを果たせる人が現実にどの程度おられるか、ということを考えると、そうそう誰にでもお勧め出来ることではなさそうだ。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年5月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。