母校、札幌南高等学校で講演してきた。卒業してから25年の期が持ち回りで同窓会の運営をすることになっており。その一環として、その期の学生が現役の生徒に講演するという機会があり。私がトップバッターということで呼ばれ。
いきなり、珍道中だった。飛行機で前入りするつもりが、なぜかピンポイントで空気がよくなかったようで。引き返す可能性がある上、翌日の飛行機の空席が少なく。新幹線で北海道を目指すことに。最終の新函館北斗行きに乗って1泊し、始発の特急で札幌へ。ふー。
親孝行プレイをしたあとで、高校へ。会場は151名の生徒でぎっしり。同期も多数、駆けつけてくれて運営の手伝いをしてくれた。講演内容は、これからの社会と、読み解く視点について。終了後は質問が途絶えず、いい感じだった。
で。高1、高2時時代の担任の先生が駆けつけてくれたのだが・・・。彼が持ってきたのは、当時の学級日誌。日直の学生が何かを書くのだが・・・。
汚い字でびっしり・・・。
当時、朝生に出ていた舛添要一と、番組批判。当時、道知事選に出ると噂されていたのだよね。いや、いまの彼にはむしろ好感を抱いていたりするのだが。なんだろう、この無駄な熱さは。しかも、現在とあまりぶれていない点がいいな。こういう、滾る想いに蓋をしない先生たちがまた最高だ。
というわけで、論者としての基礎は、読書と、母との会話と、この学級日誌で培ったのかも。大事な原点だ。ありがとう。
編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年6月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。