公私を通じて、さまざまな地域、さまざまな部署の公務員と巡り会ってきました。
「役に立つ公務員」と、「役に立たたない公務員」の線引きは、どこにあるのでしょうか?
自分が担当することに責任を持たない(無責任・他人事)のは論外ですが、惜しいのが自分の担当にしか責任を持たない人。自分が担当することは一生懸命に取り組みますが、それ以外のことは無関心だったり、住民等から質問されても「あっさり分かりません」と返してしまいます。
知らないことに無責任に回答するのが怖いのは僕も同じ公務員としてよく分かりますが、そのことが分かる人に聞いて返したり、あるいは詳しい人を紹介したり、話を聞いて一緒に考えたり……できることが必ずあるはずです。
勇気をもって質問した住民等からすれば、「あっさり分かりません」と返されると、縦割りの冷たさを感じるのではないでしょうか。
担当外のことでも詳しい人に相談し、一緒に考えることの積み重ねでさまざまな人脈や知識が培われてきます。もう一歩踏み込むことが、「役に立つ公務員」と「役に立たない公務員」の違いのような気がします。
僕は、「役に立つ公務員」を目指していきたいです。
<井上貴至 プロフィール>
<井上貴至の働き方・公私一致>
東京大学校友会ニュース「社会課題に挑戦する卒業生たち」
学生・卒業生への熱いメッセージです!
<井上貴至の提言>
間抜けな行政に、旬の秋刀魚を!
編集部より:この記事は、井上貴至氏のブログ 2018年7月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は井上氏のブログ『井上貴至の地域づくりは楽しい』をご覧ください。