成功に必要なアドバイスは、常に地味で泥臭く聞こえるもの

黒坂 岳央

こんにちは!肥後庵の黒坂です。

英語力が全くの0から独学でTOEIC985点、英検1級を取得した話をすると「どうやった?」と聞かれることがあります。そうした時に私はこう答えるようにしています。「たくさん英文を読んだ。英語学習の9割を読書、1割をNHKラジオ英会話のリスニングをした。それだけ」と。で、そういうとたいていがっかりした顔をされます。魔法のようなすごい秘密のノウハウを聞けると期待されてしまう事が多いです。

また、肥後庵を広告費0円でAmazonや楽天に出店せずどうやって売っているのか?と聞かれると、「端的に言えば毎日課題を洗い出して、修正し、新しい施策を打ち出し、コツコツ情報発信を継続している」と答えています。するとやっぱりがっかりされます。

今回は「きらびやかな成功の裏側には、泥臭く、ジミで単調な作業の積み重ねがある」ということをお伝えしたいと思います。これまで英語やネットマーケティングでは一定の成果を得ることが出来ましたので、自分が達成できた範囲に限定してお話をしたいと思います。

英語でもビジネスでもなんでも、成功するためには積み上げるだけ

英語学習でも、ビジネスでも、投資でもなんでもそうですが、成功するためには行動を積み上げることです。1つ、また1つ、意味のある行動を積み上げていく。本当に淡々としていて、ジミに聞こえます。

で、多くの人はそのような話を求めてはいません。「自分の世界観を開眼してくれるような、アッと驚くすごいノウハウを教えて欲しい」とそのように思っています。「1年なんて悠長なことを言わず、1週間、1ヶ月のスピード成功術を知りたい!」と考えてしまうのです。

…残念ながらそれは正しいとはいえない認識です。あらゆる分野で成果を出すには毎日精一杯取り組み、その行動を積み上げていくだけなのです。そしてそれは時間がかかるものなのです。

私はBe動詞と一般動詞の違いが分からない状態から独学で英語学習をスタートし、その後アメリカの大学で現地のアメリカ人大学生と一緒に英語で会計学を学んでいました。この間にやったことはとてもシンプルです。

単語、文法をしっかり身に付け、とにかく毎日毎日たくさん英文を読んだだけです。ただただ毎日、英文を読み続ける本当にジミな話ですが、これ以外のことをやっていたらおそらく今ほどの英語力を身につけることは出来なかったと思います。

また、経営しているフルーツギフトの肥後庵は開業当初、1日2PVという日もありました。3年が経過し、今では多くの人に見られるサイトになりました。その間にやったことはとてもシンプルです。

とにかくサイトの内容を改善し続け、サイトを知ってもらうために記事を書き続けるマーケティングをやった。究極的に言えばこれだけです。サイトを立ち上げた当初はスマホ対応も出来ておらず、ページは誤字脱字もあってなかなかひどいスタートでしたが、時間をかけて改善を続けたことで今の姿があります。

英語でもビジネスでも、正しい努力を泥臭く続けることで大きな成果にたどり着くことが出来るのです。

成功者に短期的な思考の持ち主はいない

成功できない人には共通点がいくつかあります。その一つにあるのが「短期的な思考の持ち主」ということです。

どんなに才能がある人でも、やり始めは素人です。右も左も分からず、やってもやっても失敗ばかり。壁にぶつかり続ける毎日です。今をときめく成功者と呼ばれる人たちも、最初は失敗続きなのです。

私の知人にとあるジャンルでトップクラスのアフィリエイターがいます。彼は毎月何百万円もアフィリエイト報酬を稼ぎ続けていますが、最初の3ヶ月はほとんど稼げませんでした。ですが、彼は落ち込むことはなく、「3ヶ月で10万円を稼ぐより、1年で100万円を稼ぐ方が簡単」というコンサルの言葉を信じて粘り強く挑戦を続けて、1年後に本当に100万円を稼いでしまいました。

そう、3ヶ月で10万円を稼ぐスピーディーなプチ成功者より、1年かけて100万円を稼ぐ成功者になる方が簡単なのです。英語学習に例えると、知識0から3ヶ月で英検3級に合格するより、一年かけて英検2級に合格するほうがはるかに難易度は低いのです。

それなのに、「1ヶ月でこれをやりたい」「3ヶ月で達成したい」と短期的な視野で考える人が多いです。最初から短期勝負で考えてしまうと、すぐに実績が出なかった時にあっさり諦めてしまうのです。「やっても成果が出ないから馬鹿らしい」と。

でも、努力を積み重ねることにより生み出される実績は加速度的です。最初の1ヶ月、3ヶ月は鳴かず飛ばずでも1年後には大きく成長をして、2年目にはドカンと伸びる。これは何についても言えることです。

成功したければ長期的に考えることです。最低でも1年間、1年間必死にやってどうしようもないなら、そこで初めて考え直せば良いと思います。人生は長いですから、1年間うまくいかないやり方に手を染めてもその後うまくいけば、そのうまくいかなかった期間の体験はまさに財産になります。

「集客したければ、まずは1年でブログを100記事書いてみましょう」

「英語力をつけたければ、1年後に英字新聞を読むつもりで多読をしましょう」

「自分のビジネスで成果を上げるなら、1年間本気でPDCAサイクルを回しましょう」

こうした話は実にジミで、泥臭く、単調に聞こえるアドバイスです。しかしこれこそが成功に必要な活きた助言です。成功への道のりというのは、実にシンプルで泥臭く聞こえるものなのです。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

参加費無料!講演のお知らせ
公益社団法人日本印刷技術協会(JAGAT)が主催する、「JAGAT Summer Fes2018」にてネットマーケティングとブランディングをテーマに講演させて頂きます。

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ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。