前衆議院議員、元衆議院議員に対して、年2回、衆議院議長から議長招待前議員懇談会の案内が来る。
現在の衆議院議長は大島理森氏である。
昨年は、突然の衆議院解散で議長招待前議員懇談会が中止となり、今年は例外的に1年で3回の議長招待前議員懇談会になるようだ。
私はまだ現役だ、などと見栄を張って、暫くは出席を遠慮していたものだが、今は、前議員と呼ばれても元議員と呼ばれても素直に受け入れることが出来るようになっている。
その大島理森衆議院議長が、昨日、相次ぐ政権不祥事が問題となった通所国会を振り返り、「民主主義の根幹揺るがす問題だ。立法府の判断を誤らせる恐れがある」として、反省と改善を促す所感を公表された。
さすがに大島理森衆議院議長は、世論に敏感である。
安倍内閣に苦言を呈する異例の所感公表、ということだが、大方の国民の共感を得られるのではないだろうか。
三権の長である衆議院議長には、このくらいの見識と矜持を示していただきたいものである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年8月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。