面白いことがあった。
ブロゴスの記事に「菅元総理 櫻井よしこ氏は出馬を」というのがあった。
あの菅さんが何で櫻井よしこ氏に出馬を勧めるのだろうか、と思って記事を読んでみた。
記事の表題には、「櫻井よしこさんの『菅直人政権と瓜二つでは』の産経の記事 」とあり、菅さんが櫻井よしこさんの記事に反撃を試みただけのことだということが分かったが、確かに菅さんの文章の末尾に、来年の参議院選挙に出馬してご自分の主張を有権者に直接訴えられたらいいのではなかろうか、という趣旨の一文があった。
よく読めば、菅さんは本当には櫻井よしこ氏の出馬を歓迎していないのじゃないかしら、というニュアンスが伝わってくるが、まあ、これはブロゴスの編集者の技の内だろう。
櫻井よしこさんは国会に参考人として呼ばれることが多い有識者のお一人である。
櫻井よしこさんの発言には共感する人も反発する人もそれぞれにおられると思うが、常に論旨は明快で、それなりの説得力があることは間違いない。
私は櫻井よしこさんとは立ち位置が違うので、櫻井よしこさんの主張に必ずしも賛成するわけではないが、櫻井よしこさんが参議院選挙に立候補されるのは、結構いい案ではないかと思っている。
まあ、菅さんが所属する立憲民主党が櫻井よしこさんを担ぎ出すようなことはないだろうが、ご本人にその気があればどこかの政党で担ぎ出されたら如何か。
もっとも、ご本人は、どこかの政党のマスコットや人形のような軽い存在になることはお嫌いなはずだが…。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年8月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。