小池さんの会合に小泉元総理が登場予定、進次郎氏も動くか

昨日の出馬表明で一定の存在感を発揮した石破氏と玉木氏

玉木さんの記事が少ないのは、今の国民民主党の存在感がその程度でしかない、ということだから、まあ、ここは納得しておくしかない。
それでも、まったく無視されたわけではないから、まずまずの滑り出しだと言っていいだろう。

さすがに石破さんの自民党総裁選出馬のニュースに割かれた記事の配置や文字数さらには文字の大きさなどは、読者の目を引くはずだ。
世間の関心がそれなりに自民党の総裁選に注がれている、ということが分かる。

既に勝負あり、という声が高いが、これから1か月の間に何が起きるか分からない。

8月20日の小池さんの会合に小泉元総理が登場する、などというニュースが飛び込んできた。
小泉元総理一人の意向で小泉進次郎氏が動く、ということはまず考えられないが、世論の動向次第で小泉進次郎氏が動き始めるかも知れない。

石破さんにどの程度の成算があるの分からないが、石破さんは、負ける選挙はしない、と言っておられるようだ。

多分、長期的視野に立っての発言なんだろうと思うが、選挙は投票箱の蓋が閉まるまで分からない、いや開票結果が分かるまで分からない、と思っていた方がよさそうである。

石破さんも玉木さんも、丁度いいタイミングで出馬表明をされたようである。

何はともあれ、翁長さんの通夜に駆け付けた菅さんは立派

自民党の懐の広さを端的に示すようなニュースである。

菅官房長官が昨日、翁長さんの弔問に行かれたようだ。
安倍総理も菅官房長官も、立場の違いこそあれ、翁長さんに対して最大の敬意を払ってこられたことがこの一事で分かる。

翁長さんの戦いに同調することは出来ないが、翁長さんの訴えは十分に理解しています、ぐらいのメッセージにはなるだろう。

遺族の方々や支持者の方々が本当に受け入れてくださるかどうかは分からないが、何はともあれ官邸は翁長さんや沖縄県の方々に対して可能な限り最大の誠意を示したことにはなる。

自民党のいいところは、こういう人情の機微を心得た人が結構いるということだろう。
これで安倍総理が翁長さんの告別式に出席されれば、まず完璧だ。

沖縄県は最後まで辺野古基地の建設に反対するだろうが、しかし政府として沖縄県の要求を呑むことは出来ない。
政府として出来ることは、ただただ誠意を尽くすだけ。

菅さんの昨日の弔問には、そういう意味がある。
沖縄県が政府に楯突いているからといって、沖縄県を邪険にすることはない、というメッセージを出し続けるしかない。

さすが、菅さん、と申し上げておく。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年8月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。