2週間に1人、赤ちゃんが虐待で命を落としています。
一人でも多くの赤ちゃんの命を救いたい。
そんな思いで、妊娠中の実親さんの相談に乗りながら、子どもと出会いたい、という育ての親(養親)さんを募集し、研修をする、という赤ちゃん縁組事業をしています。
今日は、そんな赤ちゃん縁組事業で、協力してくださる首都圏の産婦人科医療機関を募集しています。
内容は
(1)未受診妊婦の初回受診を受け入れてくださる病院
妊娠後期まで未受診の妊婦の場合、検診を受け入れてもらえない場合もあります。
可能な限り早く受診し、出産病院を見つけなければなりません。
そのためには、まず初回受診だけでも受け入れてくれる提携病院の存在はとても重要です。
(2)赤ちゃん委託後に養親への育児指導に協力してくださる病院・助産院
赤ちゃんを養親に託す際、対面後にそのまま家に帰ってもらうのではなく、病院や助産院等に宿泊し、専門家の支援を得ながら実際に赤ちゃんのお世話をおこなうことで、一定の育児技術を習得できるようサポートしています。
通常産褥入院中に教わるような、抱っこの仕方や沐浴のしかた、ミルクの頻度哺乳量・飲ませ方、赤ちゃんが泣いていることで伝えるサインへの対応など1~2泊の宿泊型ケアを通じて、親子のはじまりを寄り添って支えていただくイメージです。
現在は、都内の一部クリニックにご協力頂いていて大変助かっているのですが、こうしたバックアップ医療機関を増やすことで、より厚いセーフティネットを作っていきたいと思っています。
医療と児童福祉が連携し、赤ちゃん縁組(特別養子縁組)を広げ、赤ちゃんの命と課題を抱えた実親、そして新しく親になっていく養親を支えていきたいと思います。
ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。
ご協力連絡先:[email protected]
編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2018年8月10日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。