仙谷さんが、旅立たれました。同じ四国出身の私にとっては、まさに「政治の父」でした。
先月、新橋の事務所を訪ねたときは、お元気だったので、いまだに信じられません。
法律や行政だけでなく、歴史や哲学の深い知識を持ち合わせた、最高レベルの知性の人であり、そして、同時に、情の人でした。
また、何より民主主義の力を信じ、守ろうとした人でもありました。まさに、今の政治に失われつつある「熟議」を重んじる、信念の政治家でした。
そして、政治家はだいたい「いい役」であろうとしますが、そんな中、よろこんで「悪役」を引き受けることのできる数少ない政治家でもありました。
もっと話がしたかったです。
仙谷さんと話をしている時間はいつも、知的好奇心にあふれ、とても心地よいものでした。
仙谷さん、安らかにお眠りください。
本当に、ありがとうございました。
編集部より:この記事は、国民民主党代表、衆議院議員・玉木雄一郎氏(香川2区)の公式ブログ 2018年10月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はたまき雄一郎ブログをご覧ください。