那覇市の市長選挙や兵庫県川西市の市長選挙の結果などを見て、「地域から国を変える!」「地方から国を変える!」というのが、これからのキーワードになりそうな気がしているのだが、如何だろうか。
地域社会の変貌を受けて地方政治の在りようも徐々に変わりつつあるのではないか、というのが現時点での私の大雑把な観測である。
国政の方は相変わらずだが、地方の政治は大分様変わりするような気がしている。
来年の統一地方選挙にはあちらこちらで新人の方が名乗りを上げてきそうである。
少なくとも東京は、新人が大挙して各地の区議会議員選挙や市議会議員選挙に立候補しそうだ。
音喜多さんが立ち上げた「あたらしい党」の候補者公募に果たして何人くらい応募するのかしら、と半分訝りながら見ていたのだが、既に50人以上の方が応募しているようである。クラウドファンディングの方はその後それほど伸びていないようだが、候補者公募に応募する人が続いている、というのは凄いことである。
自民党も候補者の公募に力を注いでいるようだから、面白いことが起こりそうだ。
若い方々にとっては、国政よりも地方政治の方がより魅力的なはずだ。
今の地方議会の仕組みは、自分の力で地方の政治を変えられるのではないか、と思わせるところがある。
私が応援している地域課題を解決する会の方からも何人かが名乗りを上げるはずである。
選挙自体が若い方々の切磋琢磨の場になりそうだ。
地方議会議員の選挙はそう大してお金を使わないでもやれそうだから、ドンドンおやりになればいい。
まあ、追われる立場の年配の現職議員の皆さんにとっては大変だろうが、一般の有権者の立場からすると、投票の選択肢が増えることはいいことである。
上手くすれば、新陳代謝が進む。
政治が活性化する。
当事者の皆さんにとっては大変だろうが、何はともあれ競争があることはいいことである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年10月22日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。