こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。
昨日は決算特別委員会、水道局に対する質疑が行われ、私からは「特命随意契約」と「オープンデータ」について質問を致しました。
あくまで例外の「随意契約」が4割超残る水道局、不断の見直しで透明性の確保を!
特命随意契約については、一昨年の同委員会でも追及・提案をしており、昨年には都政改革本部からも同様の指摘があったところです。
この際に私が見直しを求めた検針業務など、競争入札への移管が進むなど前進が見られましたが、まだまだ情報公開は十分とは言えず、引き続き随意契約比率の改善を提案していきます。
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そしてもう一つ、本日はオープンデータ質疑を中心にご紹介。
私が前期からずっと継続して推進を訴えているオープンデータですが、水道局で今年3月からいよいよ本格的にスタートしました。数としては、約1,000件のデータが「オープンデータカタログ」として並んでいます
昨日の委員会でこの公開にかかった費用を確認したところ、なんと16,416円という、東京都の決算では聞いたことがない金額が答弁で返ってきました(笑)。サイト公開にかかった諸費用のみだそうです。
もちろん、データ公開のために手を動かした職員のマンパワーは別途発生しているわけですが、最初からデータというのは基本的に公開すべきだという考え方のもとで動いていれば、今後派生する労力は最小限にできるはずです。
とはいえ、課題も勿論あります。
サイトを見ていただければ一目瞭然の通り、漫然とデータがズラッと並んでいるだけで、カテゴリ分けも検索機能もなし。
これでは、お目当てのデータにたどり着くまでに一苦労ですし、強い目的がなくきた人であれば回れ右して返ってしまうでしょう。
公開から半年間でのトータルアクセス数は4,000弱、企業や研究者から特段の問い合わせはないとのことなので、広報や周知も積極的に行っていかなければなりません。
こうした私からの指摘に対して、まずは今後サイトを改善し、カテゴリ分けなどを行う旨の前向きな答弁がありました。
周知徹底についても、SNS発信を含めて強化するとのことで、そちらにも期待したいところです。
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なお、答弁は求めませんでしたが、今年計上されているオープンデータに関する予算も数万円だそうです(笑)。
最小の費用で「データ」を有効活用し、大きくレバレッジを効かせる可能性を秘めたオープンデータについては、引き続き質・量ともに拡充することを求めると共に、私からも具体的な改善策を提案していきたいと思います。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、あたらしい党代表、東京都議会議員、音喜多駿氏(北区選出)のブログ2018年10月22日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。