山本一太氏が群馬県知事への転身を表明すべき理由

早川 忠孝

盤石の選挙地盤があり、国政の場でも相応の実力者と目されているのであれば、適当なところで知事に転進されては如何だろうか。

山本一太氏ほどになれば、国政の場でも地方政治の場でも相応の活躍の場を見出すことが出来るはずだが、参議院にいる限り絶対総理大臣になる目はない。
器用な方だから、大臣だったらどんな大臣でも務まるだろうが、それ以上上を望んでも道は拓けない。

山本一太氏Facebookより:編集部

参議院の実力者になって思うままに権勢を振るう道がないとは言えないが、山本一太氏は基本的に嘘が付けない真面目で誠実な政治家だから、腹芸が必要になる「参議院のドン」はどうも似合わない。

現時点では知事職にはそう魅力をお感じにならないかも知れないが、選挙地盤が盤石で、しかも力がある人が知事の座に就くと、思っていた以上に仕事が出来ることに気が付かれてびっくりされるはずである。

選挙に弱い知事の場合はどうしても人気取りに走りがちで、ご自分の本来の持ち味を発揮することは難しいだろうが、盤石の選挙基盤を持っておられる方なら思う存分ご自分の力を発揮できるだろうし、自分の思い通りに県政を差配出来る。

色々お悩みだろうが、そろそろ知事への転進を表明されては如何だろうか。
多分自民党の国会議員、県会議員、市町村会議員の皆さんは、全員賛同されるはずである。

国政よりも地方行政の方が面白いことが沢山ありそうである。

関東近県の中でちょっと埋没気味の群馬県が山本氏の転進表明で一挙に全国の注視の的になり、群馬県が光り輝く自治体に変貌することも決して夢ではない。

そろそろ思い切られては如何?


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年10月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。