インナーサークル資産設計実践会メンバーの方にお誘い頂き、紀尾井町にある有名なお寿司屋さんの個室に行ってきました。
都内にはこの手の人気店がいくつかあり、どこも予約を取ることが、極めて困難です。常連が来店する度に次の予約を入れてしまい、空き枠が回って来ないからです。こちらのお店も、次回の予約は早くても来年の9月以降。個室になると、もっと先と言われました。
人気店で食事をすると、一見贅沢で無駄な消費のように思われるかもしれませんが、実は投資という観点から見ても、極めて効果的と考えることができるのです。
例えば、ビジネス上でどうしても会いたい人がいる場合、この手のお店に誘ってみるのです。会食のアポイントをなかなか取ってもらえない忙しい人であっても、滅多に予約の取れない人気店に誘われれば、予定を変更してでもお店に来てもらえる可能性が出てきます。
実際にお店に来てもらい、一緒に会食することになれば、一流店なら相手をがっかりさせることはありません。本当に一流のお店は、お料理だけではなく、接客も一流。自信があるから腰が低く、お客様へのホスピタリティを最優先します。主人公は、お店ではなくお客様です。
焼き方や食べ方まで店主がパフォーマンスしながら講釈し、それを客が有難くいただくといった焼肉店に行ったことがあります。こちらは同じ「人気店」でも、虚勢を張った店主がやっているフェイク(偽物)です。
昨日も、料理人の方との絶妙のコミュニケーションを楽しみながら、最高の食事を堪能しました。写真は、ウニに貴腐ワインの古酒を注ぎ、貴腐ワインと合わせていただきました。ウニが、マロングラッセのような味に変化する遊び心いっぱいの一品。こうなると、場が大いに盛り上がり、全員が笑顔になります。
そして、帰る段になると、そのお店を気に入れば、ゲストは次回の予約を取っていきます。次回は自分の好きな人たちを誘って来店する。その時に、また紹介してくれた人を思い出してくれます。
確かに、有名店・人気店は、安いお店では無いことが多く、誰でも気軽に誘える訳ではありません。しかし、希少性のある飲食店の予約というのは、このように使い方によっては、ビジネス展開に非常に効果的なものであるのです。
とは言え、このようなお店は、いきなり思いついて行ける訳ではありません。常に、自分でも食べ歩いて、複数のお店にアクセスできる状態にしておかなければなりません。
だから、予約が取れない人気店に行くのは「消費」ではなく「投資」。昨日も、また一流の方々から一つ学ぶことができました。
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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年11月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。