地元漁師1000人が選んだ備後フィッシュ

水産改革に伴う漁業法改正案が今週、衆議院本会議で審議入りしました。度々お話ししている通り、資源管理型への移行、漁業権を地元の漁協などに優先的に与える規定を廃止し、企業の新規参入を促進するなど、約70年ぶりの法改正が実現するよう、この臨時国会での成立を目指しています。

一方で、全国の各地域にも、地方行政と民間がタッグを組んださまざまな試みがあります。

備後フィッシュフェス

私の地元、瀬戸内海に面した備後圏域には、1年中おいしい魚があり、地元の漁師さん1,000人が選んだ25種類の魚たちを「備後フィッシュ」と命名して、地域のブランドとして地産地消の推進と、漁業関係者の所得向上をめざすプロジェクトを推進しています。プロジェクトでは、備後圏域の沿岸4市(広島県福山市、尾道市、三原市、岡山県笠岡市)、漁業関係団体と道の駅等が連携して、備後フィッシュを使った料理教室を開催したり、備後フィッシュが食べられるお店を認定したり、イベントを開催したりしています。

今月始めに開催された「備後フィッシュフェス」もそのプロジェクトのひとつで、私も参加して出展者および地元のお魚好きの皆さんとおしゃべりしながら、備後フィッシュを使った料理や同時開催されたワインフェスで提供された地元産のワインを楽しみました。

この時期はカサゴ、カレイ、タチウオが選定されていて、お刺身はもちろん、揚げて大根おろしなども美味しいのですが、これから冬に向かって、アナゴやシャコなどが美味しくなります。地元の皆さんはもちろん、県外の皆さんもぜひ遊びにいらしていただき、備後の美味しい魚を楽しんでください。

「備後フィッシュ」25種類の魚たち

春(7種):アサリ、イカ、ウマヅラハギ、サワラ、シログチ、マダイ、メバル
夏(8種):エビ、キジハタ(アコウ)、キュウセン(ギザミ)、シロギス、スズキ、タコ、テンジクダイ(ネブト)、マナガツオ
秋(3種):カサゴ、カレイ、タチウオ
冬(7種):アナゴ、ウシノシタ(ゲンチョウ)、オニオコゼ、ガザミ(ワタリガニ)、クロダイ(チヌ)、シャコ、ヒラメ


編集部より:この記事は、衆議院議員の小林史明氏(広島7区、自由民主党)のオフィシャルブログ 2018年11月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は小林史明公式ブログをご覧ください。