自分の資産を次の世代にどのように残していくか。シニアはこのような相続について、悩みを持った方が多いと思います。
かく言う私も、万が一のことがあったときに、何が起こるのか。飛行機に乗ったりするとそんな想像をして、心配になる時があります。
金融資産や不動産といった伝統的な資産であれば、信頼できる弁護士のアドバイスを受けて、遺言書を作成し、公証人役場で公正証書にして保管しておけば安心です。
しかし、海外不動産や暗号通貨といった新しい投資対象が出てくると、話が複雑になります。
例えば、海外不動産を個人で保有している場合、海外向け相続手続きすることが必要になってきます。現地で法的効力のある所有権の移転をどのように進めていったらよいのか。国によってそのやり方は大きく異なります。専門的な知識が無いと、手続きに時間がかかったり、最悪手続きができなくなってしまうリスクがあります。
また、暗号通貨に関しては、保管場所を特定して誰がどうやってアクセスし、どのようにそれを相続する人たちに移転させるかが問題になります。これは、専門家の間でも、最近大きな議論になっているようです。そもそも安全な場所に保管しておかなければ、ハッキングなどのリスクに晒されてしまいます。
このような、保有しているすべての資産を包括的に安心できる形で管理し、将来の相続や不測の事態に備えるサービスは、私の知る限り残念ながら日本では提供されていません。
となれば、自分で作る方が良いのではないか、と最近考えるようになりました。そして納得できるものができれば、興味のある方にもご紹介しようと思います。
例えば、私とウェルスパートナーの瀬古口が共同で代表務める資産デザイン・ソリューションズの会員様、あるいは資産設計実践会というインナーサークルのメンバー向けに、先行して紹介する。
思いつきが、どこまで実現するかわかりませんが、自分が欲しいと思うサービスとして提供する。これは、マネックスで事業を立ち上げる時に学んだ、ビジネスの基本です。
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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。
編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2018年11月20日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。