日産自動車のカルロス・ゴーン前会長が逮捕され、半月を迎えようとしています。バブル崩壊後、瀕死の状態だった日産の経営を鮮やかに再建し、ルノー・日産・三菱の3社アライアンス体制で、世界第2位の販売台数を誇るまでに導いたカリスマ経営者の栄光と転落の軌跡は、グローバル化に苦心を重ねてきた日本の21世紀初頭を象徴するようです。
本件を巡っては、事件の見立てや、日本とフランスの関係、自動運転とEVという100年に一度の大革命を迎えた自動車業界など、さまざまな視点から語られていますが、個人レベルでも、巨額の報酬を得ている経営者と現場社員との待遇格差、語学習得やコミュニケーションなどで外国人と働くことの難しさといった論点を考える契機になるでしょう。
平成の終わりに勃発した大型経済事件を皆さんはどうご覧になっているでしょうか。皆さまのご意見をお待ちしております。
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