ようやく山本一太氏が県知事選挙への立候補を決意されたようだ。
結構なことである。
現職知事の評判は決して悪くなかったようだが、適当な人材が控えている時は然るべき時に後進に道を譲られた方がいい。
権腐10年という言葉は、どこにでも当て嵌まる。
県知事の場合は、3期12年くらいで後進に道を譲るくらいで丁度いいのではないかしら。
余人をもって代え難い、と仰る方が、時におられるが、なあに代えてしまえば結構上手く回るものである。
トップが変われば、自ずから組織の隅々まで変わる。
新しい風を入れる、とか、新しい血を入れる、とよく言うが、トップが変われば大体は組織全体が覚醒し、マンネリ体質が齎した沈滞ムードがどこかに吹っ飛んでいくものである。
無難な県政運営を望まれる方からすれば、山本一太氏のようなアイデア豊富で、結構な冒険家の県政運営に一抹の不安を覚えられるかも知れないが、今、群馬県に必要なのは、多少奇抜でも革新的な事業に取り組む保守の政治家だろうと思っている。
私は、この夏あたりから、山本一太氏の県知事選挙への挑戦をお勧めしていた。
別に煽り唆したわけではないが、ここに来てようやく山本一太氏が決断されたようだ。
記者会見はまだ先のようだが、賽は投げられた。
結構なことである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年12月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。