こんにちは。東京都議会議員のやながせ裕文です。
議会活動もひと段落し、来年実施される区市議会議員選挙に向けた応援に回る日々ですが、驚くべきビッグニュースが飛び込んできました。
大阪知事・市長、辞職意向 都構想巡り 統一選とダブル選か(毎日新聞)
来年12月に任期を迎える、大阪府知事(松井さん)と大阪市長(吉村さん)が辞職し、来年4月の統一地方選と同日選とする可能性があるとのこと。「大阪都構想」の住民投票の実施時期について、公明党と調整がつかず破談。松井知事と吉村市長は、現状を打破するため、辞職に踏み切る方針を近く表明するという。
大阪維新の会は、大阪府議会および大阪市議会で最大会派ですが、過半数には届いていません。住民投票を実施するためには、議会で過半数が必要であり、公明党の協力が欠かせない訳ですが、議論がズルズルと先延ばしされてきたのです。
松井知事は定例記者会見で、「ボールは公明にあるが、引き延ばし工作をして上手にごまかそうという雰囲気がありありだ」と発言。
「大阪都構想」は2015年5月の住民投票で否決されましたが、11月の知事・市長の大阪ダブル選で「都構想の再挑戦」を掲げて勝利しており、任期中の住民投票の実施は「選挙公約」なんです。この公約を実現するためには、公明党からの協力を取り付けるか、選挙で過半数を取るかしかありません。
激しい駆け引きを繰り返している最中と思われ、まだどこまで確かな情報かは分かりません。しかし、一つだけ明らかに言えるのは「公約を何としても守る」という姿勢です。
松井知事と吉村市長は、公約が実行できないから仕方ないで済ますというこれまでの政治家とは全く違います。実行できないなら市民・府民に一度、審判を仰いでみる。落選すればそれまで、当選すれば信任されたとして前に進む。それが本来の政治のあり方です。これまでの政治とは覚悟が違いますよ。 https://t.co/LOpK7aWYHo
— 東 とおる (@toru_azuma) 2018年12月24日
東とおる参議院議員のツイートの通り、大阪維新の会は、旧来の政治勢力とは異なります。
公約は必ず守る。その為にはクロス選挙でも何でも手段を選ばない。この姿勢が迫力につながり、求心力を得て、政策実現に至る。また、この姿勢によって、大阪府市民の信頼を得てきたのではないでしょうか。
改革を訴えながらも、保身に走り、真逆の結果を生み出してきた。かつての民主党政権など、多くの自称「改革勢力」が失速し信頼を失ったのは、政治的力量のなさもありますが、「公約を守る」ことを軽視し、突き進む姿が見られなかったからでしょう。また、この繰り返しが「政治」そのものへの不信を高めていったのです。
そういった意味では、大阪維新の会の行動は「政治への信頼」を取り戻す一助になることは間違いありません。
維新のメンバーの一員として、小池知事が約束した「東京大改革」の行方を厳しくチェックするとともに、東京において真の改革勢力を生み出していきたいと思います。
また、大阪の動向など動きがありましたらお伝えいたしますね。
編集部より:この記事は、東京都議会議員・柳ヶ瀬裕文氏のオフィシャルブログ 2018年12月24日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、やながせ裕文オフィシャルブログ「日々是決戦」をご覧ください。