ふるさと納税があまりに集まらずに自爆した件

駒崎 弘樹

今、ふるさと納税を集めて、文京区で始まった低所得の子ども達に食品を届ける「こども宅食」を、全国に広げようとしてるんですね。

で、3000万円集めないといけなくて。

ふるさと納税って12月末まで振り込んだものが、その年の税額控除になるから、だいたいみんな12月に寄付して下さるんですね。1年のうち、ふるさと納税の大半が12月に振り込まれる、みたいな。

で、今いくら集まっているか、というと、目標3000万のうち、1500万円なんです。

やばい。

やばすぎる。

もう12月も25日ですよ。終わりそうです。実際、あと1週間で終わります。何回目をこすっても、カレンダーは正しそうです。

にもかかわらず、3000万円目標のところ、まだ5割、みたいな状況です。

どう考えてもやばいです。

全国の「こども宅食やりたい!」っていう人たちにノウハウの支援とかをしに行こうと思っていたのですが、このままだと徒歩で行ける範囲になりそうです。

立ち上げ資金とか助成したいんですが、僕らが助成されないとヤバい状況に陥りそうです。

そんな状況を変えねば。

そう思って、突っ込みました。

30万。

今年した買い物で一番高かったのが、iPad ProをPayPayで買って10万円くらいだったので、今年した出費の中で一番高いです。

若干痛い。いや、結構痛い。すごい痛い。

でも、実はふるさと納税は「自分がどうせ払わないといけない住民税から、ふるさと納税分をぶっこぬけて相殺できる」という仕組み。

まるまる30万じゃなくて、このうち結構な割合は住民税と相殺されるから、正味の痛さはたいしたことはない!

と自分を励ましました。うん。

地元の北区には申し訳ないけど、このままだと「こども宅食」がヤバいので、僕の住民税は佐賀県が受け手になってくれている「こども宅食」に投下しますた。

そんなわけで、すでにガダルカナル的な様相を呈してきましたが、出だしからツラい状況のこども宅食全国化に力を貸してください!

目、血走ってお願いします。必死です。1週間以内に、あなたのふるさと納税をお待ちしております!!!!


編集部より:この記事は、認定NPO法人フローレンス代表理事、駒崎弘樹氏のブログ 2018年12月25日の投稿を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は駒崎弘樹BLOGをご覧ください。