私は娘を溺愛しております(^ ^)そんな娘も、先日10歳になり、歳頃に差し掛かってきました。かなり以前のブログに書きましたが、恩田家は完全なる男系です。
父は3人兄弟、私も3人兄弟、父方の従兄弟も全て男、私の兄弟の子供も全て男です。そんな「男系力」の中で、娘を産んだ妻の「女子力」は大したものだと思います(笑)
つまり、恩田家は、歳頃の女の子の扱い方を誰も知らないのです。嫌われずに、父の威厳をALSのこの身で保てるか、心配でなりませんが、父として努力したいと思います。
その娘が2年ほど前から、「大きくなったらお医者さんになって、パパのALSを治す!」と言うようになりました。父親冥利につきる言葉ですが、一方で引っかかることがありました。
あるALSの母親を持つ、成人した娘さんが言うには、「母親がALSだから、医療系の道に進まなければいけないという『見えないプレッシャー』を感じていた。」とのことでした。
子供の未来を親が縛ってはいけない。
そう思い、娘の誕生日に手紙を書きました。
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みぃちゃんへ
お誕生日おめでとう!みぃちゃんが産まれて10年だね。みぃちゃんがママのおなかにいるとわかった時、大きさは4ミリでした。それが、こんなに大きくなりました。パパは、病院から帰ってきて、毎日みぃちゃんとこうくんとママの顔が見れて、すごくうれしいです。これからもずっと、みぃちゃんが成長するのを楽しみにしてます。
ひとつみぃちゃんに聞きたいことがあります。みぃちゃんは本当にお医者さんになりたいですか?パパは人にお話するのが好きだから、これからも、ブログも書くし、講演もしたいと思っています。
パパは今までも、FC岐阜の社長を含めて、やりたい仕事をしてきました。ALSは他の人がなおしてくれるかもしれないけど、みぃちゃんの代わりになる人はどこにもいません。お医者さんでも他のお仕事でも、みぃちゃんがやりたいことをパパは応援します。またお話しようね。
パパより
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まだ10歳の娘には難しい話かもしれません。しかし、こうしてブログに残しておけば、将来娘が読んでくれるかもしれません。取りあえず、来年の1/2成人式で『今の夢』を聞きたいと思います(^ ^)
この記事は、株式会社まんまる笑店代表取締役社長、恩田聖敬氏(岐阜フットボールクラブ前社長)のブログ「片道切符社長のその後の目的地は? 」2018年12月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。