「知識には階層がある」を理解すれば世界の見方は変わる

こんにちは!黒坂岳央(くろさかたけを)です。
※Twitterアカウントはこちら→@takeokurosaka

さて、今回は「知識には階層」があるという話をします。

知識にはピラミッド型の階層がある

散々言われていることですが、「知っている」ことには何の価値もありません。ですが、多くの人は「知っている」ということに満足してしまって、行動に繋がりません。私はコンサルから、「知識には階層がある」という話を聞き、ものすごく腑に落ちた瞬間がありました。

このようなピラミッド型の階層になっています。なぜ、ピラミッドなのかというと、上へ行くほど出来る人の数が少ないからです。

「知っている」事には何の価値もない

一番下が「知っている」というステータスです。

極端な話をすれば、アベノミクス相場が形成され、どんどん株価が上がっていった事は多くの人が新聞やテレビのニュースで知るところとなったでしょう。しかし、実際にその相場で儲けた人は知っている人の100分の1にも満たないでしょう。

「アベノミクス相場で株価が上がったよね。知っているよ」

「アベノミクス相場で株価が上がったよね。おかげで1,000万稼いだよ」

では天と地ほどの差があります。知っていること自体には何も価値がありません。重要なのは、このピラミッド型の階層を登っていくことなのです。

知ったら出来るようになろう

「知っている」と「出来る」には埋めようもない差が存在します。

見るとやるとでは大きな違いがあるのです。自動車教習所で運転の方法を先生から座学で教わっても、運転が出来るのとはまったく別次元の話です。ペーパードライバーと、熊本に住んで毎日運転をしている私とでは、知識の差はなくても、

「運転の仕方を知っているけど実際に運転出来ない」

「運転の仕方を知っていて実際に運転出来る」

という大きな違いがあるのです。知った後に取るべくアクションは決まっています。それは「やってみる」ことです。

出来たら実績を出す

知って出来るようになった、これだけでも十分素晴らしいのですが、次に目指すべきステップがあります。それは実績を出すということです。

私は経営するフルーツギフトショップ・肥後庵の露出を増やし、私自身もセルフブランディングを兼ねてたくさんのメディアに記事を寄稿してきました。そこで意識をしたのは、圧倒的な成果を出すことです。多くの読者を引き付ける記事を書くにはどうしたらいいか?ただ普通に記事を書くだけでは足りません。

ここで、「出来る」→「実績を出す」というステップが必要となります。その他大勢に埋没せず、自分のカラーを全面に出し、それでいて多くの読者の共感と納得感を得る記事を書いていく…。これにより、始めて次のステージへ行くことが出来るわけです。

もちろん、あまり反響が得られない記事を書いてしまったこともあるのですが、いくつかはかなり実績を出すことが出来ました。本の出版に繋がったり、テレビ取材、ラジオ出演、インタビューなどです。今では2年も前に書いた記事を見て、テレビ局から「取り上げたい」という連絡をもらうことも出てきました。

実績を出したら人に教える

最後に目指すべきステップ、それは人に教える「先生」になることです。

私は英語の勉強を独学でして、英語学習法の本を出版しました。その時から、「英語教育の先生」としてメディアに登場したり、読者に英語学習法を教える立場になりました。そうすることで、自分が「知っている」→「出来る」→「実績を出す」という事を総動員して、社会貢献をすることが出来ます。

もちろん、情報を提供する私自身も、相手に喜んでもらいながら対価を頂くことになりますから、喜んでくれる相手の顔を見ながら、お金を頂くという最高に気持ちのいいステージに行くことが出来るのです。また、人に教える教育ビジネスは「原価ゼロ」、「在庫ゼロ」でネットで教材として売れば青天井に販売できますから、最高のビジネスモデルでもあります。

「知っている」ということには何も価値がありません。ぜひ、次々とピラミッド型の階層を登って自分自身もお金を稼ぎ、社会貢献にもつなげてもらいたいと思います。

黒坂 岳央
フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」 代表

ビジネスジャーナリスト
シカゴの大学へ留学し会計学を学ぶ。大学卒業後、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て独立。フルーツギフトのビジネスに乗り出し、「高級フルーツギフト水菓子 肥後庵」を運営。経営者や医師などエグゼクティブの顧客にも利用されている。本業の傍ら、ビジネスジャーナリストとしても情報発信中。