2月26日の官房長官記者会見でいつものように望月記者が質問し、いつものように菅官房長官がそっけなく対応し、いつものように辻本清美氏が官房長官を批判した。
記者会見について毎日新聞は、全文で200字たらずの記事の中で次のように書いた。
東京新聞の記者から「この会見は一体何のための場だと思っているのか」と問われたのに対し「あなたに答える必要はない」と述べた。
朝日新聞サイトにも同様の記事が掲載されている。これに脊髄反射したのが立憲民主党の辻元清美国会対策委員長で「菅義偉氏の記者対応は長官として失格」と発言した。
本当にこんな問答があったのだろうか。首相官邸サイトに記者会見の動画が掲載されており、8分30秒ごろからが問題の箇所である。動画を見れば毎日新聞の記事の前にもう一つ問答があったことがわかる。産経新聞には、切り落とされたところもちゃんと200字も費やして掲載されている。
同記者が「質問や表現の自由にまで及ぶものが多数あった」と指摘したのに対し「(記者会見は)質問を受ける場であり、意見を申し入れる場ではない。東京新聞から『会見の場で長官に意見を述べるのは当社の方針でない』というような回答がある」と述べた。
「国民の知る権利」を大切にする望月記者は、官房長官記者会見から一部を切り取り印象操作した毎日新聞や朝日新聞に抗議し、「国民の知る権利」を守った産経新聞に感謝するのがよい。