新会派で初の一般質問:東京の「稼ぐ力」を高めるために

こんにちは、東京都議会議員(町田市選出)のおくざわ高広です。

昨日は、無所属 東京みらいの森沢きょうこさんの一般質問がありました。都議会の本会議では、代表質問(会派を代表しての質問)と一般質問(議員個人の質問)の2種類があるのですが、少数会派の私たちには、代表質問の機会はないため、一般質問に3人の知恵を結集しました。

詳しくは、以下より動画をご覧いただけます。
※質問時間は13分、都側の答弁が12分の計25分ほどです。

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森沢さんもブログで書いていますが、今回のテーマは東京の「稼ぐ力」を高めるために、豊かさの新機軸を打ち立てる!というものでした。他会派より10時間近い質疑が行われた後に私たちの質問ということで、少数会派ならではの、今は小さいけれど、大きく育てたい事業に焦点を当てるようにしました。この間、何度も何度も意見交換を行い、より良い都政を目指して一緒に知恵を絞っていただいた都庁担当者の皆様には心より感謝申し上げる次第です。

※少数会派になったら誰も相手にしてくれないと言われていましたが、全然そんなことありませんでした。ただ、最後の最後にちくっとされたことは、一生忘れませんけどね~苦笑。

新たな取組として、「都民と進める都政」の実現に向け、本定例会における議案や関心の高いテーマについて、インターネット世論調査(インターネット調査大手企業を活用、無作為抽出、n=約5000人)を実施しました。これまで都民の皆様から直接伺った声に加え、この調査結果を活用して、質疑に臨んだことは都庁の方や他会派の方からも高い評価を得ることが出来ました。アンケート結果はこちらをご覧ください。

そして、質問の骨子はこちらです。

中でも、私がこだわりをもったのが、Q6「Society5.0における人材育成」です。来年度予算には「Society5.0」の実現に向けた有識者による検討会の設置費用があるのですが、当初のお話では、人材育成分野の有識者が含まれておらず、これからの社会を切り開くための人材育成、教育現場の困りごとを解決するための先端技術という切っても切れない関係性があること、上述のアンケートにおいても稼ぐ力に最も重要なのが教育の質の向上であるという結果が出ていることも例示しながら、検討会には教育分野の有識者を加えるべきであると訴え続けました。

その結果…

Q.この検討会においては、次の時代にどのような人材育成を進めるべきか、教育分野の有識者などを加えて、現場に即した議論をすべきと考えますが、都の見解を伺います。

A.東京の将来のあるべき姿を議論する検討会において、ご指摘の点(人材育成という観点)も踏まえ、様々な分野の有識者や専門家からご意見を伺い、実態に即した議論を行う。

旨の答弁がありました。なんだ、そんなことでいちいち騒ぐなと言う方もいるかもしれませんが、この一手が20年後の東京に活かされると私は信じております。未来を切り拓くのは「人」であり、人を育てるのは「教育」です。引き続き、信じる道をまっすぐに進んでいきます。

※本会議終了後に、議場の前で記念写真。森沢さん、ちょっとお疲れ気味かな?


編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、無所属・東京みらい)のブログ2019年2月28日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログ『「聴く」から始まる「東京大改革」』をご覧ください。