こんにちは、東京都議会議員(町田市選出)のおくざわ高広です。
一昨日、平成30年度東京都一般会計補正予算ならびに平成30年度中央卸売市場会計補正予算が、都民ファーストの会 東京都議団、都議会公明党、そして、私ども無所属 東京みらいの賛成多数で可決されました。
本定例会開会から一昨日の採決に至るまで、築地市場跡地の有償所管換えを巡って、代表質問や一般質問、経済港湾委員会における小池知事との一問一答形式での質疑など、様々な議論がなされました。
都民の皆様が知りたいのは、「では市場と築地はどうなるのか」という点であると捉え、できるだけ分かりやすい、複雑化した論点を紐解くような質疑を心がけました。
最終的には、厳しい経営環境におかれた卸売市場を将来にわたって持続可能なものとするために、また、築地のまちづくりを前に進めるために、今何が必要かということに主眼を置いて、採決に臨みました。特に、下記の観点において、築地市場跡地の有償所管換えを行うことが妥当であると判断しました。
- 豊洲市場が開場した今、都が築地に卸売市場を再整備する意思がないこと。
- 今後、市場経営全体を抜本的に見直す方針であること。
- 築地まちづくり素案の作成にあたっては、一定の庁内議論や手続きを経ていること。
- 今後の築地まちづくりにおいては、臨海地域を含む周辺のまちづくりと連動し、長期にわたって責任ある再開発を行う予定であること。
- 今後の都政運営において、都政の更なる見える化を図る旨が示されたこと。
今後は、豊洲市場を世界の中核市場へ、築地を世界一魅力的なまちへ、様々な観点から提言を重ねてまいります。
この間、大所高所よりご指導賜りました皆様、議事運営にご尽力いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。引き続き、平成31年度予算案の審議が続きますので、より一層のご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
編集部より:この記事は、東京都議会議員、奥澤高広氏(町田市選出、無所属・東京みらい)のブログ2019年3月7日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおくざわ高広 公式ブログ『「聴く」から始まる「東京大改革」』をご覧ください。