ここ数年、ニュースの現場映像として、視聴者がSNSに投稿したものが使われる機会が増えた。スマホの普及と高性能化による部分が大きいだろう。事件の現場に遭遇したときはもちろん、街で著名人を見かけたり、 何か新しいお店ができたときなどは、読者の投稿が使われる。
・・・まさか自分のところに依頼がくるとは思わなかった。
13年間、墨田区に住んでいる。昨日、駅についたら自宅方面から煙が。嫌な予感がした。消防車の音もする。警察官がいたのできいてみたら、荒川で船が燃えているとか。
四つ木橋に出て、目撃。たしかに燃えていた。思わず、iPhoneで撮影し、ツイッターに投稿。
荒川で火事なう。おまわりさんによると船が燃えてるとのこと。四ツ木橋南詰にて1723に撮影 pic.twitter.com/zpccMElqHV
— 常見陽平 (@yoheitsunemi) 2019年3月27日
モーメントに取り上げられ、あっという間に拡散。さらに投稿してすぐにフジテレビ「とくダネ!」スタッフからDMが。電話がつながり、映像の使用許可とコメント取材。
自分では見逃したが、目撃情報が。出勤したら大学でも話題になり。
SNS投稿の採用は、安易だなと思っていたが、できるだけ正確な情報を検索しようとしていたり、直接電話して丁寧に取材したり。これはこれで大変なのだね。
というわけで、稀有な体験をしたのと、これはこれで、それなりに努力しているという話。うん。
編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2019年3月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。