起業する前にやっておくべき「3つのこと」

数日前のブログで起業で得られる自由について書きましたが、起業は憧れて思いつきで始めるべきではなく、周到な準備が必要です。今回は、機会があれば、起業しようと思っている人が、会社を辞める前にやっておくべきことについて書いてみようと思います。

写真AC:編集部

やっておくべきこと1 「プランB」を作っておく

起業をしても成功するとは限りません。起業で餓死した人はいないといっても、結局は再び会社勤務に戻っていってしまうケースも決して少なくはありません。

何とか続けられたとしても、当初想定したビジネス拡大が思う通りにいかず、収入が安定しない可能性もあります。

だからメインシナリオのプランAだけではなく、最悪の事態を想定した「プランB」合わせて考えていくことが大切です。万が一起業してから1年間まったく収入がないというシナリオでも、何とかやっていけるくらいの想定をしておけば安心です。

やっておくべきこと2 同僚や取引先と良好な関係を作る

起業した時に最初に頼りにするのは、今やっている仕事で築いた人脈や昔からの友人です。会社を円満に退職して、新しい自分のビジネスを始めないと信用を得られず、ビジネスは拡大しません。逆に言えば、会社を辞めようと思っているなら、会社の中で圧倒的な成果を出して、高い評価を得るくらいの意気込みで仕事をすべきです。

起業の前に不必要な敵を作ったり、評判を落としたりすることは、起業にとってデメリットにしかなりません。

やっておくべきこと3 お金を借りられるだけ借りておく

起業してから数年はお金を借りることができなくなります。金融機関の融資は本人の能力ではなく、本人が所属している会社の信用で審査されます。大手企業を辞めて起業した瞬間お金を借りる力はゼロになります。だから、起業する人には、辞める前にお金を借りられるだけ借りておくことを薦めています。

お金を借りて不動産投資をしようと思っている人は、例えばこんなセミナーで正しい知識を身につけてください。

起業は大変なこともありますが、楽しいことがそれ以上にあるというのが私が「人体実験」した数年間での感想です。これからはもっと起業する人が増えると思います。自分の周りにいるそんな人たちに、情報提供とアドバイスをしていきたいと思います。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所、株式会社資産デザイン・ソリューションズは、国内外の不動産、実物資産のご紹介、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また、投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2019年4月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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資産デザイン研究所社長
1964年生まれ。東京大学経済学部卒業後、住友信託銀行に入社。1999年に株式会社マネックス(現マネックス証券株式会社)の創業に参加。同社は、東証一部上場企業となる。その後、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役社長、株式会社マネックス・ユニバーシティ代表取締役社長を経て、2011年クレディ・スイス証券プライベート・バンキング本部ディレクターに就任。2013年、株式会社資産デザイン研究所設立。代表取締役社長に就任。一般社団法人海外資産運用教育協会設立。代表理事に就任。