こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は、こちらのニュースをご紹介します。
新宿区立保育施設:園側が紙おむつ処理へ 保護者らの要望実る 今秋にも /東京 – 毎日新聞
この半年、新宿区でも「保育園おむつ持ち帰り問題」についてのロビイングをご支援してきたのですが、今秋にも実現しそうである、ということで新聞記事にしていただきました。尽力いただいた区政関係者の皆さん、本当にどうもありがとうございました!
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— 廣田達宣@Lobbying×Tech起業家 (@TatsunoriHirota) 2019年5月14日
区民のロビイングにより区政が動き、新宿区立の保育園での紙おむつ処理が実現に向かっています。
政治家に相談することは無駄なことだと思われている方もいらっしゃると思います。
これまでも新宿区議会で様々な案件に携わらせていただきましたが、区民からのご提案は正しい方法で行えば高い確率で成功します。
以下、成功させるためのポイントをご紹介します。
最も重要なことは、広く賛同を得ることです。
例えば、国政で野党を支持されている方もいらっしゃると思います。
しかし、自民さん、公明さんなど大きな会派を無視したり、全体の流れと逆行する場合には失敗します。
100%の実現を求めるのではなく、できることに取り組む姿勢も大切です。
提案内容が大きな会派の方向性に合致するものであれば、強力な味方になります。
今回は複数の会派へ話をしていたことで、党派を超えて賛同者を増やしたことが結果に繋がりました。
上記のポイントを抑えれば、新宿区議会では高い確率で成功します。
話は変わりますが、一人会派の私には大した力はありません。
大きな会派に直接お話ができる方は、無視した方が効率が良いかもしれません(笑)
ご相談いただいたことについては、結果を出すために本気で動き、強力な味方になることをお約束します。
私が賛同させていただく条件としては、財政的な視点をお持ちであることです。
昨今では、無償化政策が注目されています。
しかし、実際はタダではなく住民負担が発生することになります。
今回は、自己負担も含めた検討をされていたことは大変ありがたいと感じました。
最終的に公費で対応をすることになる場合でも、住民負担が発生することを前提に、議論を進めていただけると共感が得やすいと考えています。
さらに、公費を意識すると事業内容の工夫にも繋がります。
予算がかからない、あるいは少額で対応可能な場合は実現の可能性が高まります。
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政治家に任せるだけで、区政が良くなることはありません。
区民が主体となり、議論して行動することが必要です。
今回のように、区民のみなさまに丁寧に議論を進めていただき、ご提案いただいたことは大変ありがたいです。
また、ロビイングに特化した若手スタートアップ起業家によるご支援があることも新しい政治参加のあり方だと感じました。
私は何もしていませんが、このような動きがスタンダードになれば、若い世代の区政への関わり方が変わり、新宿区がもっと良くなると確信しています。
新宿区議会は開かれた議会で、政策実現の可能性は高いです。
私に限らず、お気軽にご相談いただければと思います。
それでは本日はこの辺で。
立教大学在学中に株式会社スモールクリエイターを設立した元学生起業家。資金調達やグループ会社3社の設立を実施。NPOや一般社団法人等と連携しながら、大学生のキャリア支援や老人ホームで地域の若者とお年寄りを繋ぐ音楽イベントの企画・運営など、若者の感性を通して社会を豊かにしていくことを信条として活動中。2015年新宿区議選で初当選(現在2期目)。公式サイト。ツイッター「@itoyohei_tw」