書いた瞬間から秘策が秘策でなくなってしまうので今は何も書かないのが親切かも知れないが、自民党の幹事長代行の萩生田氏の発言で衆参同日選挙の流れが生まれたのと同様に、適時適切に何らかのヒントを示唆しておけば世の中の動きが変わってくる可能性があることは皆さんもご承知のことだろう。
私は、どちらかと言うと頭の体操の一つとしてあれやこれや思いつくままに書いているので、参考にされるのもよし、されぬのもよし、というところだ。
とっておきの秘策と銘打っているが、そんなことは誰でも思いつくことだ、と一蹴される方もおられるだろう。
前に一度書いた記憶があるが、上田知事はこの際思い切って参議院選挙に打って出られればいい。
かつて自民党埼玉県連の一部から上田知事に対してそういう話が出たことがある、という記事を読んだことがある。
あくまで選挙に強い上田知事の5選立候補を断念してもらうためのリップサービスだったのかも知れないので、現時点で自民党埼玉県連が何を考えているか分からないが、埼玉県政に関しての波風を最小にするための知恵としては十分あり得る話だろうと思っている。
参議院選挙埼玉選挙区の定数は3から4に増えているが、国民民主党の参議院議員の大野氏が埼玉県知事選挙に立候補するということになると、参議院選挙の補欠選挙を行って大野氏の残任期間を務める参議院議員を選出することになる。
大野氏がいつ参議院議員を辞職するかに掛かっているが、大野氏が早く参議員議員を辞職すると7月の参議院選挙に補欠選挙が行われることになる。今年の参議院選挙に限っては、参議院埼玉選挙区の定数は事実上4ではなく5になるということである。
参院選埼玉選挙区、知事選からみ 当選枠5に拡大か(産経新聞)
多分、これなら各政党からの抵抗は少ないはずである。
先行きの見通しが付きにくい埼玉県知事選挙より参議院選挙の方が多分、上田氏にとってもいいはずだ。
いずれはどなたががそういうアドバイスをされるのだろうが、とりあえず私から申し上げておく。
例のごとく、参考にされるもよし、されぬもよし。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年6月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。