こんにちは、おときた駿@参院選東京選挙区です。
大阪での記者会見、終了。地域政党がそれぞれの独自性を保ったまま、地域から社会を変えていく。一方で、国政でしかできないことを同時に行うために、その代表者たちが党籍を保ったまま国政維新に参加する構想が発表されました。あらたな政党の形で、この国の改革に挑戦します! pic.twitter.com/m3PWHstYCD
— 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選出) (@otokita) June 11, 2019
6月11日、大阪で行われた記者会見に同席させていただきました。河村たかし名古屋市長の電話出演がユニークでしたね…!(公務のため同席できず)
参院選に向け…全国の地域政党との連携を強化「維新」、まとまりきらない「自民」
https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190611/GE000000000000028146.shtml
この記者会見により、「地域政党の結集構想」が正式に明らかにされました。
私が最初に日本維新の会から「参院選・東京選挙区で闘わないか」とのお声がけをいただいた際、「あたらしい党はそのままで、あたらしい党の代表としてむしろ参画して欲しい」との提案を受けておりました。
それは、地域政党は地域政党のまま独自性をもって存続し、国政からではないと解決できない課題に取り組むために、国政では地域政党の領袖たちが維新に結集していくという構想によるものでした。
まさに、「地域主権」を地で行く画期的な構想であり、地域政党「あたらしい党」としても党内で議論を重ね、代表である私の参加を決定したものです。
これまでの「政党」は中央集権型で東京に本部、各地方に支部があり、上意下達で意思決定が行われる組織体系を取ってきました。
口先では地方分権・地域主権と言いながら、政治を司る「政党」が中央集権体制では、それが進むはずありません。
支部の独自性すらも超えて、地域政党に地域のことは大胆に任せるという発想こそまさに地域主権であり、これを国政政党が体現するということには非常に大きな意味があると思います。
これまでの「政党」という概念に慣れ親しんできた方には、ご理解いただくのに時間がかかるかもしれませんし、政党間でどうガバナンスを効かせて連携していくのかなど、課題はあるでしょう。
しかしながら、新しい形に自ら挑戦し、地域から国を変えていくという今回の維新の構想は、私としては全面的に賛成できるものでありますし、これこそが次世代の政党スタンダードになるのではないかと期待しています。
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そして、この構想に参画するにあたり、あたらしい党でどのような議論が行われてきたのかについてもご説明しなければなりません。
地域政党あたらしい党は、クラウドファンディングで資金調達した結党時にも、2019統一選時にも明確に
「2019年の統一地方選において、首長または議会多数派を最低一つ取得する」
ということを掲げて活動してきました。そこを橋頭堡として改革の実績を残し、次々に改革の波を地方自治体に波及させていくという構想だったわけです。
しかしながら、肝心要の代表である私が北区長選挙で落選したことにより、この構想は一歩目で躓くことになりました。
期待に応えられなかったことに対しては、代表である私に全責任があり、支援者・党員の皆さまには改めて深くお詫びを申し上げます。
一方で、ご支援により公認推薦あわせて10名もの議員を議員が誕生したことは非常に大きな結果であり、今後の飛躍への可能性を残すこともできました。
そこであたらしい党は、掲げてきた政策実現のためにどうするべきか?どう軌道修正をするべきか?という課題に直面します。
ここはもちろん、議論が分かれるところだと思います。愚直に4年後の統一地方選まで待ち、同じように首長・議会多数派を狙うという方法もあるでしょう。
一方で、自らが首長を獲得することができなかったのであれば、すでに地方の首長ポストを複数獲得し、国政にも影響力がある政党と連携して政策実現をするというのも一つの手です。
私自身も逡巡した結果、統一地方選でお約束をした280の政策を早期に実現していくためにも、また今後の選挙において改めて首長ポスト奪取を目指すにしても、国政政党(維新)と連携して党勢拡大を図る方がプラスになると判断しました。
むしろ今回の動きに参加せず見送り、4年後に首長ポストを奪取できるほど党勢拡大ができるか?と考えた時に、私にはその道筋を描くことは極めて困難だと思えたのも正直なところです。
そして先述の通り、今回の連携では「あたらしい党は独自性を保ち、そのまま存続する」わけですから、これまでの活動方針を反故にすることにもなりません。
この判断については、相手方があり事前にすべてを詳らかにすることはできなかったものの、交渉中も折に触れてオンラインサロン内のLIVE配信などでできる限りの説明と議論を行い、党員の皆様に対して情報公開に努めてきたつもりです。
そして先のあたらしい党総会においては、私の国政政党からの参院選挑戦の可能性を率直にお話した上で、二重党籍条件の緩和を含む規約の改正を承認していただいたところです。
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大きな政治判断をした以上、賛否両論が起きるのは当然ですし、100%の党員の皆さまにご納得いただけたわけではないと思います。
しかしながら、ほとんどの方は維新との連携・私の参院選挑戦を表明後も党員継続をして下さいましたし、現職議員を中心とした執行部も、政策実現に向けて着々と具体的な活動に入っています。
なお、クラウドファンディングで調達した資金については、2019統一地方選に向けた活動ですべて支出をさせていただきました。
私の参院選および維新の会としての活動に、クラウドファンディングの資金が使われることは一切ありません。
2019年統一地方選挙までの収支報告について【暫定版】
https://newparty.jp/410/
首長ポストの奪取には力及ばず失敗したものの、このご支援で誕生させていただいた公認・推薦あわせて10名の議員を中心に、引き続き地方から国を変えていくための政策実現に邁進していくことを改めてお約束を致します。
あたらしい党は、あたらしい党らしく活動を継続。
そして同時に私自身は、日本維新の会の一員として、東京に改革の橋頭堡を築くべく死力を尽くして参院選に臨んで参ります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、あたらしい党代表、前東京都議会議員、音喜多駿氏のブログ2019年6月11日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。