元「モーニング娘。」の市井紗耶香さんが、来月の参院選に立憲民主党から比例代表候補として出馬することが分かり、ネットが騒然となっている。
立憲比例で出馬決定までの経緯としては、4人の子供を育てるママで、子供の安全に関心が高かった市井さんについて党関係者が耳にしたことから急接近、今月に入りトントン拍子で話が進んだという。また市井さんは尊敬する議員に同党の蓮舫氏の名前を挙げ、
「委員会での質問を見ていても、ポイントを的確に押さえた切り込み方が気持ちいい。インスタグラムも毎日チェックしています」
と説明したという(スポニチ)。
だがこの一報に接したネット民の反応には厳しいものが多い。記事がヤフーニュースに配信されるとコメント欄には、「知名度さえあれば当選してしまう比例代表制廃止してほしい」「なぜ国政なのか、外交・安全保障・憲法観を明確に」「ワンイシューなら、NPOなど他の手段もあるのでは」といった声のほか、
比例代表制廃止してほしいよね
順位が上にいるだけで当選してしまうのだから
知名度されあれば誰でもいいんだもの
最悪な制度だよね
誰にでも被選挙権はあるのだから立候補するのは構わない。
ただ、国政の課題は子育てだけではない。
外交・安全保障・憲法観…
「なぜその党から出馬するのか」を自身で明確にしてほしい。
「子育て中のお母さん」が何故国会議員になる必要があるのか、さっぱり分からない。
そもそも、タレント議員はワンイシューである事が多く、特定の問題に関心があるなら、NPOを設立して訴えるなど手段は幾らでもある。
多様性といえば聞こえはいいが、人気投票と揶揄されても仕方ない。
「これから勉強しますはもう勘弁」「もう政治ではない。人気のある人は必要ない」など厳しい意見がズラリと並んだ。
今井絵理子議員は、沖縄問題を問われて「これから勉強します」としか答えられなかった。
さすがにこういうのだけは勘弁してほしい。
もう、政治ではない気がする。日本の将来を託せる人が、必要。人気のある人は必要ない。真剣に日本の未来と向き合ってくれる人でないと、血税の無駄づかい。しっかり考えて、候補者決めて下さい。血税ですぞ。
またツイッター上では、市井さんが尊敬する議員として蓮舫議員を挙げたことについて
朝一で残念な記事:( ꐦ´꒳`;):
蓮舫に憧れとか正気か。
立憲民主は政治する気ないだろ。
候補者で「オールスター感謝祭」でもやれ。
魑魅魍魎渦巻く国会で、果たしてどうでしょうか…
蓮舫が目標…と…
はて
悲報、憧れの議員は蓮舫。
立憲民主党は動物園みたいです。
などと辛辣なコメントが寄せられたほか、
何でいきなり国政に出ようとするのか…地方議会で実績積んでから出馬すれば、こんなに叩かれる事も無かろうに…
とやはり「いきなり国政」に反発を覚えた人は少なくないようだ。
アゴラ執筆陣でも、左派知識人を自認する常見陽平氏が、立憲民主党の政治家の後援会にもいくつか入っている立場でありながら、本件には苦言を呈している。
芸能人候補、スポーツ選手候補を私は否定しない。
ただ、問われるのは議員としての能力・資質は十分かということである。これは別にこれらの新人候補者に限らず、政治家とその候補者すべてに言えることだ。
市井候補についても、少子化対策、子育てについてどれだけの問題意識を持っているのか、具体的な政策は何か。厳しく問われることになるだろう。
国民がみたいのは、紅白歌合戦ではない。建設的な政策論争であり、この人ならと期待できる候補者の声である。日本の未来はもはや、WOW WOW WOW WOWではないのだ。
一方、唯一、18年来のライトなハロプロのオタク(いわゆる“ハロオタ”)だという宇佐美典也氏は、ハードな人生を送ってきた市井さんの参院選出馬に期待を示していた。
モー娘。OBの市井紗耶香さんの出馬だけど、応援したい。
彼女の場合、事務所を良くない形で離れ、結婚早くて、離婚して、ステップファミリーになって、となかなかハードな人生を送ってきて社会保障なんかについても考えるところがあったんだろうと思う。
ただ思い込み強いタイプなのでそこは心配。— 宇佐美典也 (@usaminoriya) 2019年6月25日