復興における地域コーディネーターの活躍:気仙沼唐桑にて

この週末は、気仙沼唐桑地域にいきました。

東北オープンアカデミーの一環で、一般社団法人まるオフィスの加藤拓馬代表のコーディネイトにより、唐桑での取組を見させて頂きました。

夜には唐桑御殿つなかんに宿泊し、現地の若手事業者の皆さんと、唐桑でいかに持続的な地域づくりを行うか、夜更けまで語り合いました。

まるオフィスは。唐桑における「地域コーディネーター」の役割も果たしています。地域住民や事業者、行政、そして外部支援者と関係を持ち、地域で生じている多様な社会課題の解決に向けて、事業を形成し、実行する機能を持ちます。

震災を通じてあらゆる社会課題が勃発した東北では、この「地域コーディネーター」があちこちで生まれました。女川のアスヘノキボウ、南相馬の小高ワーカーズベース、いわきのタタキアゲジャパンなどが代表例です。RCFも、釜石では地域コーディネーターを常駐し、釜援隊の立ち上げを支援しましたし、大熊町・双葉町でも復興支援員制度を用いて、地域コーディネーター業務を担いました。

災害直後の被災者支援からはじまって、住民の合意形成、コミュニティ形成、事業者支援、教育、移動、観光、移住支援などなど、地域コーディネーターの存在によって地域の復興は加速しています。

この地域コーディネーターは、東北に限らず全国に広がっており、地方創生政策の推進上でも重視され始めています。その重要性を、東北復興をこえて、後世に残していければと考えます。


編集部より:この記事は、一般社団法人RCF 代表理事、藤沢烈氏の公式note 2019年6月25日の記事を転載しました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は藤沢氏のnoteをご覧ください