現実にいくら集まっているのか分からないが、れいわ新選組に対する寄付申し出の金額が3億円を超えたそうである。
きのうの品川駅前での街頭演説では聴衆が数千人規模にまでなっているとのことなので、そろそろテレビでも取り上げてもいいかも知れない。
ブームに火を点けたくないと思ってマスコミの方々は尻込みされているようだが、追っかけの人も出ているようだから、もはや無視出来るような存在ではないだろう。
全国比例区から立候補したことによるメリットが少しづつ出始めているようだ。
大阪では共産党の候補者と立憲民主党の候補者の二つの陣営で山本太郎氏がマイクを握ったが、どうやらそれぞれの陣営に集まった聴衆を魅了するような熱い演説をしたようである。
選挙区では立憲民主党なり共産党の候補者に投票するが、比例代表は山本太郎に投票する、と公言する有権者が何人も現れているようである。
立憲民主党も共産党も山本太郎氏にお株を奪われつつある、という状況が垣間見えている。
れいわ新選組の得票が100万票を超えることはほぼ明らかだが、この調子でいくと山本太郎氏が街頭で演説すればするほど立憲民主党や共産党かられいわ新選組に票が流れていくことはほぼ確実である。
山本太郎氏の視線は、既に来年の衆議院の解散・総選挙に向いている。
供託金がそっくり返ってくるようだから、それなりに潤沢な選挙資金を確保したまま、来年の衆議院の解散・総選挙に臨めるようである。
アゴラの編集長が、山本太郎を止めるのは橋下徹の立候補しかない、とかつて書いておられたが、橋下徹氏には立候補の意思はなさそうだから、結局は山本太郎氏を止めることが出来る人は現状では誰もいない、ということになるのだろう。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2019年7月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。